HP Elite Dragonfly G2実機レビュー

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HP Elite Dragonfly G2は、13.3インチディスプレイ搭載の法人向けモバイルノートPC。最小構成で1kgを切る圧倒的な軽さを実現しています。

HP Elite Dragonfly G2 レビュー

HP Elite Dragonfly G2の主な特徴は次のとおり。

  • 最小構成で1kgを切る軽さを実現
  • 第11世代インテルCoreプロセッサ搭載
  • 13.3インチ液晶搭載
  • 2-in-1タイプのノートPC
  • WiFiモデルとLTEモデルを用意

ここではHP Elite Dragonfly G2の特徴・スペック等について詳しく解説します。

HP Elite Dragonflyレビュー

Elite Dragonfly G2の先代モデルElite Dragonflyについて詳しく解説しています。Elite DragonflyはElite Dragonfly G2とボディの大きさおよびデザインが同じなので参考になる部分が多いと思います。詳しくはElite Dragonflyレビューを参照してください。

ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機は貸出機です。

【レビュー機の構成】4G LTE/5G モデル
インテルCore i5-1135G7プロセッサ+8GBメモリ+256GB SSD+インテル Iris Xe グラフィックス(プロセッサー内蔵)
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1)スリム/軽量ボディ

Elite Dragonfly G2はスリム・軽量ボディを実現。

液晶の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用することにより、コンパクト化を実現。

  Elite Dragonfly Elite Dragonfly G2
外寸(mm) 約304.3×197.5×16.1(最厚部、突起部含まず)mm
最小重量(kg) 約999g 約989g(WiFiモデル)
約1.15kg(4G LTE/5Gモデル)

ボディの大きさは、先代モデルと同じですが、最小構成の軽量化に成功しています。WiFiモデルの場合、最小構成で989g。1kgを切っており、非常に軽いと思います。

レビュー機は4G LTE/5Gモデルなのでちょっと重め。重量は1.152lg(実測値)です。

これでも十分軽いので自在に持つことが可能。

B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。

厚さは最厚部でも16.1mmしかありません。

非常にスリム。

すごく掴みやすいです。

軽いうえに、コンパクト/スリムなので取り扱いがしやすいですね。さっと持ちあげて携帯することができます。

持ち運ぶ時にストレスはほとんど感じません。

ボディがコンパクトなため、ビジネスバックからもスムーズに取り出せます。鞄から取り出すときに、ボディの左右が引っかかることはありません。

ディパックからの取り出しもストレス無く行えます。

スリムなボディに仕上がっていますが、ボディには、アルミニウムよりも軽くて強度の高いマグネシウムを採用。

ボディに使われる素材 特徴
アルミニウム
  • 軽い
  • 加工しやすいのでデザイン性に優れる
  • 製造コストが低い
  • 電波を通さない
  • 熱を伝えやすい
マグネシウム
  • アルミよりも軽くて頑丈
  • リサイクル性に優れる
  • コストが高い
カーボン
  • 軽量さと頑丈さを備える
  • 見た目に独特の折り目が入る
  • リサイクル性が低い
  • コストが高く加工が難しい

堅牢性は高いため、片手だけで持っても、ボディのよじれ/たわみを感じたりすることはありません。安心して持ち運べると思います。

2)2-in-1ノートPC

Elite-Dragonfly/は、液晶部分を360度回転させることのできる2-in-1ノートPCです。ノートPC/スタンド/テント/タブレットの4つのスタイルで使用することが可能。

ノートPCスタイル。一般的なクラムシェル型のノートPCと同じように使うことができます。4つのスタイルの中で唯一キーボードを使えるため、文字を入力するときに使います。

スタンドスタイル。液晶との距離が近くなるので、映像などを見るときに便利です。ヒンジは結構固めのため、タッチ操作する際に多少強く液晶を押しても、角度が変わってしまうことはないと思います。

テントスタイル。4つのスタイルの中で最も設置場所が小さくて済みます。手前にスペースを設けて、何かをしながら液晶を見たいときに便利。食事しながら画面を見るときに使うことができます。

タブレットスタイル。タブレットPCのように使うことができます。

縦横回転機能も備えています。

ただし、約1kgあるので片手でずっと持っているのは厳しいと思います。机や膝の上で使うことになります。

3)スペックをチェック

Elite Dragonfly G2は、第11世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。先代モデルのElite Dragonflyでは、第8世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルしか選べませんでしたから、処理性能のアップを実現しています。

  Elite Dragonfly Elite Dragonfly G2
CPU インテルCore i3-8145U/
インテルCore i5-8265U/
インテルCore i7-8565U
インテル Core i5-1135G7/
インテルCore i7-1165G7

Elite Dragonfly G2には、4G LTE/5G モデルとWiFiモデルの2つを用意。それぞれで選択できるスペックが異なります。

  4G LTE/5G モデル Wi Fi モデル
液晶 13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢、1920×1080ドット、1000cd/m2、最大1677万色、IPS方式)、LEDバックライト、ambient light sensor、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載 13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢、1920×1080ドット、400cd/m2、最大1677万色、IPS方式)、LEDバックライ ト、ambient light sensor

13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢、1920×1080ドット、1000cd/m2、最大1677万色、IPS方式)、LEDバックラ イト、ambient light sensor、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載
最大解像度 1920×1080ドット 1920×1080ドット
CPU インテル Core i5-1135G7プロセッサー (最大 4.20GHz, インテルスマートキャッシュ 8MB)

インテル Core i5-1145G7 プロセッサー(4コア、8スレッド、8MBキャッシュ、 最大 4.40 GHz)

インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (最大 4.70GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB)
インテル Core i5-1135G7プロセッサー (最大 4.20GHz, インテルスマートキャッシュ 8MB)

インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (最大 4.70GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB)
メモリ オンボード8GB LPDDR4X
オンボード16GB LPDDR4X
ストレージ 256 GB M.2 SSD(PCIe NVMe)/
512 GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
128 GB M.2 SSD(PCIe NVMe) /
256 GB M.2 SSD(PCIe NVMe) /
512 GB M.2 SSD(PCIe NVMe) /
インテル Optane Memory H10 with Solid State Storage(32GB+512GB) /
1TB M.2 SSD(PCIe NVMe) /
2TB M.2 SSD(PCIe NVMe)
グラフィックス プロセッサー内蔵タイプ プロセッサー内蔵タイプ
光学ドライブ
インターフェイス USB3.1ポート×1(パワーオフUSB充電対応)、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4) x2、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1、HDMI×1
LTE対応 ×
バッテリ 4セル 56WHr 2セル 38WHr
外寸(mm) 約304.3×197.5×16.1(最厚部、突起部含まず)mm
最小重量(kg) 約1.15kg 約989g

CPUは第11世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを用意。それぞれのCPUの詳細は次のとおり。

CPU インテル Core i5-1135G7 インテル Core i5-1145G7 インテル Core i7-1165G7
コアの数 4 4 4
スレッドの数 8 8 8
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.20GHz 4.40GHz 4.70GHz
キャッシュ 8MB 8MB 12MB

メモリ8GB/16GB搭載モデルを選べます。モバイルノートPCとして位置づけられていることを考えた場合、それほど負荷のかかるタスクは実行しないでしょうから、8GBのメモリで不満を感じるシーンは少ないと思います。ただし、性能にこだわりたいのであれば16GBメモリ搭載モデルがオススメです。

メモリ容量   説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

ストレージは、基本的にはSSDを搭載。多彩な容量を搭載したモデルが用意されていますが、128GBだと、OSやプリインストールされているアプリケーションで占有される領域が多く占めるため、大容量データを保存したい場合は外付けのストレージ/クラウドストレージを活用する必要があります。使い勝手を重視するのであれば、ある程度スペースに余裕のある256GB以上のSSDを搭載モデルがオススメです。

またインテルOptaneメモリ(SSD対応)搭載モデルも選択可能。インテルOptaneメモリ(SSD)が存在することで、従来型のSSDと比べて、より高速なデータアクセスが可能になります。

グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。動画再生などの一般的なタスクであれば十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思いますが、描画処理能力を必要とするタスクには不向きです。

非常にスリム・コンパクト・軽量ボディを実現していますが、性能が犠牲になっている感じはないですね。モバイルノートPCで実行する主なタスク(Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生等)であれば、それほどストレス無く作業できるレベルのパフォーマンスを発揮できる仕様になっていると思います。

4)「ドラゴンフライブルー」と呼ばれるブルーを採用

アルミ素材のボディだとシルバーのカラーリングになってしまうわけですが、HP Elite Dragonflyではマグネシウムボディを採用しており、本体色には「ドラゴンフライブルー」を採用しています。

落ち着いたブルーカラーです。質感が高く、光沢感があるため、光が当たったときの反射が綺麗。表面はサラサラした感触で、触っていて心地いいです。

照明を当てると、ブルーが一層鮮やかに見えます。

底面部および

パームレスト部分も、天板部と同じ素材・カラーリングを採用しています。

背面部のヒンジ部分にはシルバーが効果的に使われており、質感を高めています。

上質なデザインに仕上がっていると思います。

5)特徴をチェック

Elite Dragonfly G2の使い勝手をチェックします。

4G LTE/5Gモデル用意

4G LTE/5Gに対応したモデルを用意。利用可能なSIMカードを挿せば、WiFi環境がない状況でもネットにすぐに接続できるため、使い勝手が大幅に向上します。対応モデルにはSIMカードスロットが搭載されています。

レビュー機は4G LTE/5Gモデルのため、左側面部にSIMカードスロットを装備。

ツメでスロット部分を押すと、少し飛び出してきます。

利用できるのはnanoSIMカードです。

HP Sure View Reflectを搭載したモデルを用意

内蔵型プライバシースクリーンを使えるため、ボタンを押すだけで画面にフィルターがかかり、斜め方向からののぞき込みを防止できます。

F2キーが、オン/オフの切り替えボタンとなっています。Sure View Reflectがオンの状態でボタンのホワイトランプが点灯するため、どの状態になっているのかをすぐに確認できます。

正面から見る分には、オン/オフのどちらの状態でも見え方に大きな差はありません。

ただし、斜め方向から見ると、見え方に大き差ができます。上の画像の左がオフの状態、右がオンの状態。オンにすると、画面が白濁し、何が表示されているのか判別しにくくなります。

プライバシースクリーン非搭載モデルと比較してみました(上の画像の左非搭載モデル)。こうして見比べてみると、違いがよくわかりますね。

ただし、フィルターをオンにしている場合、正面から見ているときに見づらさは感じませんが、四隅の部分がちょっと暗くなっている感じが強いです。

フィルターを搭載してないモデルだと均一な表示が可能ですが、それと見比べると画面表示に多少のムラを感じます。

起動時間

HP Elite Dragonflyの起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間)を計測してみました。

→1回目:12.41秒/2回目:11.36秒/3回目:11.05秒

12秒程度起動することができます。非常に高速なので、待たされる感がほとんどありません。

バッテリ駆動時間

スペックで確認したところ、4GLTE/5Gモデルは4セルバッテリ、WiFiモデルは2セルバッテリを搭載。

実際に駆動時間を計測してみました(4セルバッテリ搭載モデル)。輝度:80%/電源モード:高パフォーマンスの設定でyoutubeの動画を標準サイズで再生しつづけたところ、6時間で86%のバッテリを消費しました。単純計算で約7時間バッテリが持つ計算になります。

Web閲覧/ビジネスアプリの操作等と比べて、動画再生はバッテリを消費します。実際に使用する際、動画をずっと再生するケースは少ないので、バッテリ駆動時間はもう少し長くなると思います。

充電時間

30分で40%、1時間で64%充電することが可能。1時間で6割の充電が可能なので、急いで充電する必要があるときも慌てなくて済みます。

搭載している端子類

搭載している端子類は次のとおり。

  • HDMI 2.0出力端子×1
  • USB 3.1 Type-A ×1
  • USB Type-C (Thunderbolt 4)×2
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

USB端子は、従来からあるType-A端子が1つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計3つ搭載されています。

USB Type-C端子は、Power Deliveryに対応。Power Delivery対応のバッテリを用意すれば、外出先で充電することが可能。またDisplayPortにも対応しているため、外部モニタに映像を出力するのにも使用可能です。

PowerDelivery対応バッテリをUSB Type-C端子に接続すれば充電することが可能です。

映像出力

映像出力端子として、HDMI端子に加え、USB Type C端子×2を利用可能。上の画像は、USB Type-C端子経由で24インチモニタ(USB Type-C入力端子搭載モデル)に接続したところ。

映像出力端子 個数/場所 用途 備考
HDMI 1.4 1個/右側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
2個/右側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応しているので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能

Elite Dragonfly G2には、USB Type-C端子が2つ搭載されていますが、いずれの端子でも外部映像出力が可能です。

USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行しています。ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Elite Dragonfly G2の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、モニタは最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。

F1キーを押すと画面表示の切り替えを実行できます。

画面右に「映す」画面が表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」から選択できます。

WiFi6対応

HP Elite Dragonfly G2は、従来のIEEE 802.11a/b/g/n/ac規格に加えて、最新のWiFi6規格(IEEE 802.11 ax)に対応。対応している環境が用意されていれば、より高速なネット環境を構築できます。

規格 周波数 最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax(WiFi6) 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps

指紋認証センサー搭載

キーボードの右下に指紋認証センサーを搭載しています。

ログイン時にキーボードを使わなくても済むうえ、生体認証によりセキュリティを高めることができます。

HPプライバシーカメラ搭載

液晶上部にWebカメラが配置されていますが、シャッターが用意されているので、カメラを使わない時は蓋をすることができます。

カメラにシャッターを設定すると、上の写真のようにカメラ部分に覆いがかけられた状態になります。これにより、Webカメラの画像/映像の流出問題を回避できるため、プライバシー保護につながります。

シャッターのオン/オフの切り替えは、ファンクションキーにあるカメラボタンでおこないます。シャッターがオンの場合、カメラボタンのオレンジのランプが点灯するため、どちらの状態になっているのかをすぐに判別できます。

ワンタッチで切り替えられるため、自宅でオンライン会議中に誰かが訪問したときなど、即座に映像をオフすることができて便利です。

なお、マイクミュート機能も用意されています。F8キーを押せば、すぐにマイク機能をオフにすることが可能。オフにするとオレンジのランプが点灯します。

サウンド

デンマークのオーディオメーカーBang & Olufsenと共同開発したサウンドテクノロジーを搭載。スリム/軽量モバイルノートPCですが、サウンドにもこだわっています。

4つのスピーカーを搭載したクアッドスピーカーシステムを採用。

キーボードの左右と、

底面部の前面部寄りの左右にスピーカーが配置されています。

4つのスピーカーを搭載することで広がりのあるサウンドを楽しめます。また4つのスタイルのいずれでも、音が遮られることがありません。

実際に音楽を聴いてみましたが、重低音が少し足りない感じがありますが、全体的なバランスは悪くないと思います。このクラスのPCとしては十分なレベルのサウンドだと思います。

同梱されているツールを使えば、イコライザを使って音質を調整することが可能です。

6)各パーツをチェック

Elite Dragonflyの各パーツをチェックします。

ディスプレイ。13.3インチの液晶パネルを搭載。

IPSパネルを搭載しているため、表示は鮮明で綺麗。色の表現も鮮やかです。

自分で撮影した風景写真を映し出してみました。

精細感が高く、黒もしっかり表現できます。実際に映像も視聴しましたが、瑞々しい表現で、臨場感があります。

視野角も広いですが、前述したように、内蔵プライバシースクリーン機能搭載モデルの場合、表示にムラを感じます。正面から見る分にはいいのですが、隅の部分がちょっと暗くなる感じです。

光沢パネルを採用しているため、色の表現は非常に鮮やか。ただし、ディスプレイの角度によっては照明などの映り込みが発生するため、適宜液晶の角度を調整する必要があります。

輝度が1000cd/m2の明るいパネルを搭載しており、明るい野外でも使いやすいと思います。

2-in-1ノートPCなので、タッチパネルを搭載。

最大解像度は1920×1080ドット。拡大表示せず100%表示のままでも、文字が見づらく感じることはありません。

複数のウィンドウを並べて表示できるため、いろんなウィンドウを見比べながら作業可能。

キーボード。テンキーは非搭載です。

個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。

HPのノートPCでEnterキーの右横に一列キーが配置されているモデルがありますが、HP Elite Dragonfly G2の場合、Enterキーの右横にはキーが配置されていないため、Enterキーを押そうとして押し間違えることがほとんどありません。非常に使いやすいです。

キー表面はさらっとしており、指を移動させやすいですね。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5-1.7mm。

ノートPCとしては一般的なキーストロークです。反発はしっかりめ。長くタイピングしていても、反発がしっかりあるので心地いいですね。

キーの端の方を押すだけでしっかり反応してくれるので、すごく使いやすいです。

打鍵音もそれほど大きくなく、カチャカチャという音があまり気になりません。

キーボードのキーピッチ(キー間の距離)は約18.7mm。

デスクトップに接続するフルサイズのキーボード(約19mm)と比べて若干狭めですが、窮屈な感じはありません。快適なキータイピングが可能です。

キーボードにはバックライトが装備されています。なので暗い環境でも快適に操作することが可能。明るさは2段階の設定が可能。

明るさの調整およびオン/オフの切替はF9キーで実行します。

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。表面がすべすべしていて非常に滑りが良く、ストレスなく使えます。大きめなので使いやすいですね。

クリックボタン部分を押したときの感触が心地いいです。反発がしっかりめなのできびきび操作できます。

安っぽいカチャカチャという感じではなく、タンタンという感じ。

パームレスト部分にもマグネシウム合金が採用されているため、触るとさらさらしています。

右側面部。

写真左から順に、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4対応 ) x2 、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック、HDMI映像出力端子が配置されています。

USB Type-CポートはいずれもThunderbolt 4に対応しているため、対応するデバイスを接続すれば最大40Gbpsという圧倒的なスピードでデータを転送できます。

電源ケーブルの端子にはUSB Type-Cポートが採用されており、2つのUSB Type-Cポートのどちらでも充電することができます。

右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。

左側面部。

写真左から順に、USB3.1 ポート×1 (パワーオフUSB 充電対応)、電源ボタンが配置されています。LTEモデルの場合、電源ボタンの右横にSIMカードスロットが配置されます。

電源をオンにすると、電源ボタンが点灯します。

左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。

手前側に端子類が配置されていないので、キーボード操作時にケーブル・デバイス類が邪魔になることはないと思います。

USB端子として、従来からあるType-Aが1つ、Type-Cが2つの合計3つが用意されています。ただし、電源ケーブルにUSB TypeCタイプが使われているため、充電時には1つType-Cポートがふさがってしまいます。

またSDカードスロットが用意されていないので、SDカードを使う場合には、別途外付けタイプを用意する必要があります。

前面部。ディスプレイを開くときに指を引っかけるための窪みが設定されています。残念ながら、片手だけでディスプレイを開けきることはできません。両手で開く必要があります。

背面部。

端子類はなく、中央下に通気孔が配置されています。

底面部。継ぎ目はなく、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。バッテリは内蔵されています。

通気孔が配置されています。

7)同梱物をチェック

HP Elite Dragonflyの同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブルに加えて、コンセントのみのパーツも同梱されています。

ACアダプタはコンパクトなタイプを採用。手のひらに収まる大きさです。破断しないよう、ケーブルの周囲は強化されています。ケーブルはACアダプタに巻きつけておくことが可能。

それほど厚みはありません。

接続端子はUSB Type-Cです。

65W型のACアダプタを採用。

電源ケーブルは、足で引っかけたりしたときに破断しないよう、丈夫なつくりになっています。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は307g。

コンセント部分のみのパーツも同梱されています。このパーツを使えば、重量が軽くなるので、持ち歩きしやすくなります(ただしケーブルの長さが短くなります)。

ACアダプタとコンセント部分のみのパーツを合わせた重量は242g。電源ケーブルと比べて、65g軽量化できます。

各部名称などを示したペーパーも同梱されています。

まとめ

以上、HP Elite Dragonfly G2について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

HP Elite Dragonfly G2の特徴
  • 最小構成で1kgを切る圧倒的な軽さを実現
  • 13.3インチ液晶搭載
  • スリム/コンパクトなボディ
  • 強度の高いマグネシウムを採用
  • 2-in-1タイプのノートPC
  • 鮮やかなブルーカラー
  • WiFiモデルに加えLTEモデルを用意

PCを持ち歩くことが多いが、携帯性を重視しつつ、パフォーマンスには妥協したくない、デザインにもこだわりたい人にオススメです。4G LTE/5Gモデルを選択すれば、WiFi環境がなくてもネットに接続することができて、使い勝手が大幅に向上します。

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(更新日:2021年7月2日)