OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)実機レビュー

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OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)は、ゲームを快適に楽しめるよう設計されたOMENシリーズのノートPC(OMENシリーズの一覧はこちら)。16.1インチディスプレイを搭載しています。

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)レビュー

【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】

HPゲーミングPCシリーズ 性能 特徴
OMEN
(ハイエンドゲーミング)
 高


圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう設計されたHPのハイエンドゲーミングシリーズ。
VICTUS
(ライトゲーミング)
カジュアルにゲームを楽しむためのゲーミングPC。シンプルなデザインに仕上がっているほか、より手頃な価格でゲームを楽しめるよう設計されています。

HPにはゲーミングPCブランドとして、OMENシリーズのほかに、コストパフォーマンス重視のライトゲーミングVictusシリーズが用意されています。OMENとVictusは兄弟ブランドですが、OMENシリーズは、圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の主な特徴は次のとおりです。

  • ブラックを基調としたシンプルなデザイン
  • 第13世代インテルCore-HXプロセッサ搭載
  • ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTX搭載モデルを選択可能)
  • 16.1インチパネル搭載
  • リフレッシュレートの高いパネルを採用

メーカーからOMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)をお借りすることができたので、ここではOMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の特徴・スペック等について解説します。

先代モデルOMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)実機レビュー

第12世代インテルCoreプロセッサ搭載の先代モデルOMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)についてレビューしています。詳しくはOMEN 16-k(インテル)(2022年モデルレビューを参照してください。

【参考】HP OMEN 16-wf(インテル)動画

HP OMEN 16-wf(インテル)に関する動画をYouTubeにアップしています。

*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】パフォーマンスプラスモデル
インテルCore i7-13700HXプロセッサ/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop グラフィックス
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1)スペックをチェック

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の主なスペックは次のとおり。第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルのOMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)のスペックも並べてみました。

機種名 【参考】
OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)
OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)
カラーリング シャドウブラック シャドウブラック
液晶 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 7ms / 1920×1080 / 300nit / sRGB 100%) テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ

16.1インチワイド・QHD非光沢・IPSディスプレイ (165Hz / 3ms / 2560×1440 / 300nit / sRGB 100%) NVIDIA G-Sync対応 テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ
16.1インチワイド・QHD非光沢・IPSディスプレイ (240Hz / 3ms / 2560×1440 / 300nit / sRGB 100%) NVIDIA G-Sync対応 テュフ・ラインランド®Eyesafe認定ディスプレイ
CPU インテル Core i5-12500H プロセッサ (最大 4.50GHz, インテル スマート・キャッシュ 18MB)
インテルCore i7-12700H プロセッサ(最大 4.70GHz, インテルスマート・キャッシュ 24MB)
インテル Core i7-13700HX プロセッサ (最大 5.00GHz, インテル スマート・キャッシュ 30MB)
メモリ 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz ) 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz
ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス6GB (GDDR6)
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop グラフィックス8GB (GDDR6)
NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop グラフィックス8GB (GDDR6)
NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop グラフィックス8GB (GDDR6)
NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop グラフィックス12GB (GDDR6)
光学ドライブ なし なし
バッテリ駆動時間 最大6時間30分(RTX 3060搭載モデル)/
最大6時間(RTX 3070 Ti搭載モデル)
最大 4時間45分(RTX4060/4070搭載時)/
最大 4時間30分(RTX 4080i搭載時)
寸法
(幅x奥行きx高さ)
約 369.2 × 248 × 23 mm 約 369 × 259.4 × 23.5 mm
最小重量 約 2.41 kg 約 2.44 kg

CPU

CPUは第13代インテル Core i7-13700HXプロセッサ搭載モデルを選択可能。

CPU 【参考】
インテルCore i5-12500H
【参考】
インテルCore i7-12700H
インテルCore i7-13700HX 
コアの数 12
Performance-coresの数:4 Efficient-coresの数:8
14
Performance-coresの数:6 Efficient-coresの数:8
16
Performance-coresの数:8
Efficient-coresの数:8
スレッドの数 16 20 24
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.50GHz 4.70GHz 5.00GHz
キャッシュ 18MB 24MB 30MB
【第13世代インテルCoreプロセッサ】
第12世代インルCore 性能 特徴
★H/HXシリーズ



ゲーマーやクエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル

第13世代インテルCoreプロセッサの種類として、高性能マシンに搭載される「H/HXシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルタイプのPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。

その中でOMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)は、「HXシリーズ」シリーズを搭載したモデルを選択できます。

第13世代インテルCoreプロセッサの特徴

第13世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。

コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第13世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。

メモリ

メモリは16GB搭載モデルを選択可能。ゲーミングPCなので、もっと大容量のメモリが選べるオプションがあるといいのですが、設定されていません。8GB×2のデュアルチャネル構成。メモリスロットは2基です。

ストレージ

ストレージは、大容量の1TB SSDの構成モデルを選択可能。

グラフィックス

グラフィックスには、NVIDIAのハイエンドシリーズであるNVIDIA GeForce RTX 4060/4070/4080 Laptop グラフィックス搭載モデルを選択できます。

グラフィックス 性能 用途 本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生 ×
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集

2)パッケージをチェック

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)のパッケージ別のスペックは次のとおり。

モデル名 パフォーマンスモデル パフォーマンスエクストラモデル パフォーマンスプラスモデル
CPU インテル Core i7-13700HX 
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX4060 NVIDIA GeForce RTX4070 NVIDIA GeForce RTX4080
割引き後価格
(税込)
【快適パソコンライフ!】
220,000円~
【快適パソコンライフ!】
244,200円~
【快適パソコンライフ!】
332,200円~

(*価格は2024/4/3時点(税込))

現在、パフォーマンス/パフォーマンスエクストラ/パフォーマンスプラスの3つのパッケージが用意されています。スペックが異なるのはグラフィックスだけです。

3)パフォーマンスをチェック

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

【パフォーマンスプラスモデル】
インテルCore i7-13700HXプロセッサ/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop グラフィックス

CINEBENCHでCPUのパフォーマンスを計測。

CPU CINEBENCH R23のCPU(マルチコア)のスコア
インテルCore i9-13900HX 23876pts
インテルCore i7-13650HX 18797pts
インテルCore i7-13700HX(他モデルで計測) 15968pts
インテルCore i7-13700HX(本モデルで計測) 13811pts
インテルCore i7-12800HX 13961pts
インテルCore i7-12700H 13285pts
AMD Ryzen 7 6800H 12789pts
インテルCore i5-12500H 12376pts
インテルCore i7 1360P 9651pts
AMD Ryzen 5 5600H 9530pts
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載

ぼくの計測環境では、他のモデルに搭載されていたCore i7-13700HXプロセッサのスコアを上回ることができませんでした。

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
最高品質 1920×1080 24721 すごく快適

負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
最高品質 1920×1080 20991 非常に快適

重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
高品質
1920×1080 12420 非常に快適

高性能なグラフィックスNVIDIA GeForce RTX 4080を搭載しているだけあって、負荷が重めのゲームも、快適に楽しめるという結果が出ています。

3DMarkベンチマーク「Fire Strike」のグラフィックススコアは次のとおり。

他のグラフィックスのスコアと比較してみました。

グラフィックス 3DMarkベンチマーク
Fire Strike
グラフィックスのスコア
NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop
(レビュー機搭載)
29375
NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop 25852
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop 25562
NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop 24794
NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop 22269
NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop 20184
NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop 12247
NVIDIA GeForce GTX 1650 9185
インテルIris Xeグラフィックス(CPU内蔵タイプ) 4247
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています

非常に高いスコアを記録しています。

4)ブラックを基調としたデザイン

本モデルはシャドウブラックのカラーリングを採用。

精悍な印象を受けます。

先代モデルは天板中央の菱形のマークが入っていましたが(上の画像は先代モデル)、

本モデルでは「OMEN」のロゴだけが入っています。

個人的には、先代モデルのマーク入りの方が好きかな。

奇抜な感じはほとんどしません。

なので、いかにもゲーミングPC、という印象を受けないですね。

パームレストの右端に入っている「16」というロゴが、ちょっとゲーミングPCっぽさを出しているかもしれません。

キーボードおよびその周囲もブラック。

底面部もブラック。

このデザインであれば、クリエイティブワークなどのゲーム以外の用途に使っても違和感は少ないと思います。

5)効率的なエアフローを確保

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)はゲーミングマシンなので、高い負荷がかかります。効率的に排熱しないとパフォーマンスに影響が出てしまうため、しっかりした排熱設計が採用されています。

底面部の半分くらいが通気孔になっています。

背面部の左右にも通気孔を配置。

左側面部と

右側面部にも通気孔が配置されています。

ヒンジが少しボディの前方向に配置されており、カバーを開いたときに背面部の通気孔を塞がないような設計になっています。

底面部から吸気して、背面部から排出します。高い負荷がかかると、背面部から勢いよく熱せられた空気が放出されるため、背面部側には一定のスペースが開けておく必要があります。

スマホの騒音計アプリで音を測定してみました。あまり負荷がかからないとき(Webブラウザでネットを見ているとき)の音は22~25dB程度。アプリでは「囁き声」程度という評価(スマホのアプリなので正確ではない可能性があります)。ファンの音はほとんど聞こえてきません。

FF15ベンチマーク実行時の音は30~40dB程度に上昇。アプリでは「静かな図書館」程度との評価です。ファンの回転数が上がり、少し耳障りに感じることがあります。しかし、うるさすぎるという印象は受けませんでした。

熱に関しては、FF15ベンチマーク実行直後、底面部を触ると少し温かくなる程度。すごく熱いとは感じませんでした。背面部はちょっと熱く感じることがありました。またキーボード面も少し熱を帯びている印象を受けました(音・熱に関しては、あくまで使用した範囲における個人的感想です。受け止め方には個人差があると思います。また環境/使用状況等によっても大きく変わってくると思うので、参考程度にしてください)。

6)16インチパネルを搭載

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)は16.1インチパネルを搭載。

パネルの左右の外枠(ベゼル)が狭くなっているスリムベゼルデザインを採用。

指と比べると、そのスリムさがよくわかります。スリムベゼルのおかげで、「ボディをコンパクトにすることができる/画面を見ているときにベゼルの存在が気になりにくくなり、画面への没入度を高めることができる 」というメリットを得られます。

B5サイズのノートと比べてみました。

ボディは大きめですが、扱いにくさはあまり感じないですね。

厚さは23.5mm。

分厚い印象ですが、ゲーミングPCとしてはこのぐらいの厚さは普通かな。

重量は実測値で2.373kg。

かなり重いです。

片手でずっと持っていると腕がプルプル震えてきます。

気軽に外に持ち出すのはちょっと厳しいかな・・・

ただし、室内の移動ぐらいであれば、そんなに苦にならないと思います。

一般的な15インチノートと比べてみました。写真の右側が16.1インチパネル搭載のレビュー機。一回りボディが大きいのが分かります。

縦横比16:10のパネルを搭載した一般的な16インチノートと比べてみました。写真右の本モデルは16:9の16.1パネル搭載モデルですが、レビュー機の方がやはりボディが大きいですね。

レビュー機は、パネル下のベゼルの幅が広いため、その分パネルの位置が高くなっています。このため、より自然な角度でパネルを見ることができ、首への負担を軽減できます。

厚みは全然違います。やはりゲーミングPCである本モデルの方が厚みがあります。

ビジネスバッグからの出し入れはきつきつ。ぎりぎり入る大きさでした。

ディパックからもなんとか取り出せる感じです。

7)特徴/使い勝手をチェック

搭載している端子類

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)に搭載している端子類は次のとおり。

  • HDMI 2.1 出力端子 × 1
  • Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
  • SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)
  • ネットワークポート(RJ45)×1
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

SDカードリーダーは非搭載です。

搭載しているUSB端子 最大転送速度 個数/場所
USB Type-A 5 Gbps 1個/右側面部
1個/背面部
USB Type-C 40 Gbps 2個/左側面部

搭載しているUSB端子は全部で4個。従来からあるType-A端子が2つ、前後の向きのないType-C端子が2つです。

【搭載しているUSB Type-C端子の主な仕様】
USB Type-C 本モデルでの対応 備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能

Thunderbolt 4

最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり

USB Type-C端子は2つとも、Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。さらにPowerDelivery、Thunderbolt 4にも対応しています。

外部映像出力

OMEN 16-wf(インテル)では、映像出力端子として、HDMI端子/USB Type-C端子×2の3つが用意されています。

USB Type-C端子経由で27インチモニタに接続してみました。

USB Type-C端子経由で4Kモニタに接続したところ、4K(3840×2160ドット)の解像度で出力できました。また4Kで出力する際、リフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルもありますが、レビュー機では60Hzで出力できています。

起動時間

起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→18.92 秒/ 2回目→16.03 秒/ 3回目→18.08秒

約19秒で起動できます。これぐらいで起動すると、すごく高速というわけではありませんが、それほど待たされる感じもありません(起動時間は、マシン構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください)。

指紋認証・顔認証

指紋認証・顔認証機能は搭載されていません。

Bang&Olfusenのスピーカー

本モデルは、北欧の老舗音響メーカーBang&Olfusenと共同開発したスピーカーを採用。

スピーカを底面部の前面部寄りの左右に1つず配置したデュアルスピーカーシステムを採用。

この位置にスピーカーがあると、音が机に反射する形になり、広がりが出ますす。

実際に音楽を聴いてみましたが、クリアに響きますが、ちょっとカシャカシャする感じはあります。低音部も響きバランスはいい感じで、聞きやすいサウンドでした(あくまで個人的感想です)。

OMEN Gaming Hubが用意されている

OMEN 16-wf(インテル)には、OMEN Gaming Hubというツールが同梱されています。

「システムモニター」タブではCPU/GPU/RANの使用率等を確認できます。

「低電圧化中」タブでは、「低電圧化中」をオンにしたり、状態を確認したりすることが可能。

「ネットワーク」タブでは、アプリ毎のネットワーク優先度を設定することが可能。自動で設定することも、カスタムで設定することもできます。

「パフォーマンス コントロール」タブでは、「電源モード」「温度コントロール」を設定できます。

「電源モード」では、「ECO」「最適」「パフォーマンス」の中から選択可能。通常は「最適」、バッテリ駆動時間を重視したい場合は「ECO」、パフォーマスを重視したい場合は「パフォーマンス」に設定できます。

また「温度コントロール」でファンの速度も設定可能。デフォルトは「自動」に設定されていますが、排熱を最優先にしたい場合「最大」に設定できます。

「最大」にするとファンの回転が上がり、排熱効果が高まりますが、回転数が上がるにつれファンの風切り音も大きくなります。結構、うるさく感じるので、パフォーマンスを重視したくて、周りの目が気にならない状態で使いたいときに使うことをオススメします。

「手動」に設定すると、手動でファン速度を設定できます。

一番下の「システム温度」ではCPU温度、GPU温度、CPU使用率が表示されます。

Webカメラ

Webカメラは、パネル上部に配置されています。約207万画素の1080pカメラを搭載。

Webカメラで撮影した画像。標準的な画質の印象を受けました。

カメラにはシャッターが搭載されています。カメラ上部にあるスライダを左にずらすと

カメラに物理的にフタがされ、カメラを使用できなくなります。この結果、画像/映像の漏洩問題を防ぐことが可能です。

バッテリ駆動時間

モデル名 パフォーマンスモデル パフォーマンスエクストラモデル パフォーマンスプラスモデル
CPU インテル Core i7-13700HX 
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX4060 NVIDIA GeForce RTX4070 NVIDIA GeForce RTX4080
バッテリ駆動時間
(MobileMark25にて計測した数値)
最大4時間45分

最大4時間30分

HP Webサイトの製品ページのスペック表にはバッテリ駆動時間が掲載されています。各パッケージによって駆動時間が異なります。実際にバッテリ駆動時間を計測してみました(測定対象はパフォーマンスプラスモデル)。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う

条件1
条件2
2時間経過したときのバッテリ使用量
60%
63%
推定バッテリ駆動時間
約3.33時間
約3.17時間

*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。

*推定バッテリ駆動時間は2時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出

条件1の何もしない状態で約3.33時間、条件2の動画再生した状態で約3.17時間バッテリが駆動する計算です。長時間バッテリ駆動できないので、実際にゲームするときは、ACアダプタにつないだ状態でプレイした方がいいですね。

8)各パーツをチェック

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の各パーツをチェックします。

ディスプレイ

ディスプレイのスペックは次のとおり。

  ディスプレイスペック
サイズ 16.1
最大解像度 QHD(2560×1440ドット)
パネル IPS
光沢/非光沢 非光沢
応答速度 3ms
リフレッシュレート 240Hz
輝度 300nit
色域 sRGB 100%
タッチ対応 ×
NVIDIA G-Sync対応
ブルーライト対策 テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ
【パネルの大きさ】

16.1インチパネルを搭載。

大きめのパネルを採用しているため、画面が見やすいですね。

【最大解像度】

最大解像度はQHD対応の2560×1440ドット。標準的なFHD(1920×1080)に比べて精細感の高い表示が可能です。

16.1インチという大きいパネルを採用しているため、拡大せず100%表示のままでも文字表示が小さすぎるという印象は受けませんでした(個人によって受け止め方が異なると思います)。

【パネル】

パネルは表示の綺麗なIPSパネルを採用。

  メリット デメリット
TN
  • 価格が安い
  • 応答速度が速い
  • 色表現が淡い
  • 青みがかった表示
  • 視野角が狭い
VA
  • コントラスト比が高い
  • 黒の表現がいい
  • 色表現がそれほど良くない
  • 視野角がそれほど広くない
★IPS
  • 色表現が優れている
  • 視野角が広い
  • 価格が高い

色表現が鮮やかです。

しっとりと落ち着いた色調。

黒い部分もしっかりめに描写できます。

結構満足度高いですね。

IPSパネルは視野角も広いため、斜め方向から見ても見え方に変化はほとんど感じません。

【色域】

sRGB 100%の色域を確保しており、一般的なパネルと比べて忠実な色再現が可能。

27インチの4Kパネル搭載モニタ(IPSパネル/sRGB 99%)に接続してみました。見え方に大きな差はないのがわかりますね。

【非光沢パネル】

非光沢パネルを採用。光沢パネルと比べると、色表現の鮮やかに劣りますが、反射が少なく映り込みが発生しにくいので、長時間ゲームで画面を見続けたときの目の負担を軽減できると思います。

  メリット デメリット
光沢パネル
  • 色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる
  • 照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
  • ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
★非光沢パネル
  • 映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
  • ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
  • 光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
【リフレッシュレート】

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わったかを計測する値のこと。Hz(ヘルツ)で示され、1秒間に60回書き換わると60Hzと表現されます。

リフレッシュレートが低いとチラツキが生じたり、映像が滑らかに表現されない、などの問題が生じ、ゲームを存分に楽しむことができません。

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)に搭載されるパネルの最大リフレッシュレートは240Hz。一般的なモニタのリフレッシュレートが60Hzですから、より滑らかな表現が可能になります。「設定」画面の「ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートの切り替えが可能です(120Hzにも設定できるようです)。

実際にゲーム画面を見たところ、非常に滑らかに表現されるので、 ゲームの世界への没入度をたかめることができます。

【タッチ非対応】

タッチ操作には非対応です。

【NVIDIA G-Sync対応】

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)にはNVIDIA G-Sync対応パネルが用意されています。

NVIDIA G-Syncとは VRR(Variable Refresh Rate)テクノロジーのことを指し、NVIDIA社からは「G-Sync」、AMD社からは「FreeSync」という規格が提供されています。

ゲームのフレームレートがパネルのリフレッシュレートと食い違うと、表示崩れ(テアリング)/もたつき(スタッタリング)が発生することがあります。VRRを使うことで、滑らかに表現することが可能になります。

なお、ディスプレイは約180°開くことが可能です。

キーボード

16インチクラスのパネルを搭載しているノートPCの場合、キーボード右側にテンキーを搭載するケースが多いのですが、本モデルはテンキーレスです。

キーボード右側には矢印キーやHome/Pageupキーなどが配置されています。

左端の半角/全角キーが小さめ。

Enterキーは標準的な大きさ。もう少し大きくてもいいと思うのですが・・・

キートップのフォントは白色で判別しやすいですね。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。個人的にはちょっと浅めに感じましたが、 最近のノートPCとしては標準的なレベルのキーストロークです。

強く押してもたわみはほとんど気にならないですね。

キーを押すと反発を感じますね。キビキビ動作してくれる感じ カチャカチャという打鍵音は小さめの印象です。

キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。

フルサイズ(19mm)よりも少し狭いのですが、あまり窮屈な感じはしないです。

キーボードにはバックライトを装備。

Fn+F4キーを押せば、オン/オフの切り替えが可能です。明るさの設定はできません。

OMEN Gaming Hubツールの「LEDコントロール」でカスタマイズすることが可能。このツールでは、4つのゾーンで色を設定できます。モードは静止/オフの2つだけです。

部屋の中を暗くしてバックライトを光らせれば、ゲームの世界に浸ることができると思います。

タッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。

サイズは結構大きめです。

表面も滑らかで、思ったところにポインタをスムーズに移動できます。

このタイプのタッチパッドの場合、クリックボタン部分が上手く反応してくれないケースがあるので、気になる人は、外付けのマウスを併用した方がいいと思います

右側面部

USB Type-Aを配置。

右側面部の端子類にデバイスを接続したところ。

左側面部

上の画像の左から順に、USB Type-C×2、ヘッドホン/マイクコンボ端子を配置。

左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。

背面部

左右に通気孔、中央に端子類が配置されています。

左から順に、電源端子、LAN、HDMI映像出力端子、USB Type-A端子が配置されています。

背面部にあるすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。

背面部に端子類があると、ケーブル類を接続するときにボディを動かす必要があるほか、 背面部側に一定のスペースを確保する必要があります。

しかし、背面部に電源コネクタやHDMI端子が配置されているため、

ゲームするときに、ケーブル類が視界に入らず、ゲームに集中できます。またケーブル類が手に引っかかることもありません。

左右の側面部および背面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。

前面部

前面部に端子類は配置されていません。

中央に窪みが設定されているため、

カバーを開けるときに指をひっかけやすいです。

底面部

前述したように底面部には、通気孔が大きめに取られています。

中央には「OMEN」のロゴが刻み込まれています。

9)同梱物をチェック

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタは、搭載しているグラフィックスによって 異なる可能性があります(レビュー機はNVIDIA GeForce RTX4080搭載モデル)。消費電力が大きい高性能グラフィックスを搭載しているため、 ACアダプタも大きめ。

平べったい形状をしています。

本体と比べると大きさがよく分かりますね。

レビュー機には280W型のACアダプタを採用。

結束バンドが付いているので、束ねることが可能です。

ストッパが付いているので、巻きつけることも可能ですが、個人的にはいちいち巻きつけるのは面倒くさいかな・・・

L型コネクタを採用しています。

背面部にある電源端子に接続して充電します。

L型コネクタを採用しているおかげで最小限のスペースで接続できるのがわかります。

引っかけたりしたときに破断しないよう電源ケーブルは太めのつくり。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は815g。結構重いです。

本体と合わせた重量は約3.2kg。外に持ち出すときは、かなり気合いが必要だと思います。

各パーツ詳細、セットアップ方法などを示したペーパーも同梱されています。

まとめ

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

OMEN 16-wf(インテル)(2023年モデル)の特徴
  • ブラックを基調としたシンプルなデザイン
  • 第13世代インテルCore-HXプロセッサ搭載
  • ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTX搭載モデルを選択可能)
  • 16.1インチパネル搭載
  • リフレッシュレート240Hzのパネルを採用

第13世代インテル Core i7-13700HXプロセッサ+ NVIDIA GeForce RTXグラフィックスを搭載。リフレッシュレート240Hzの16.1インチパネルを採用しています。ブラックをベースとした落ち着いたデザインを採用。ゲームを快適に楽しむためのハイエンドゲーミングPCに仕上がっています

ゲーミングマシンとして性能を重視したいが、いざというとき外に持ち出せる機動性は確保しておきたい、という人におすすめです。デザインが奇抜でないので、クリエイティブワークにも違和感なく使えると思います。

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(更新日:2023年10月19日)