HP ENVY x2レビュー:液晶部分を分離してタブレットPCとして使えるハイブリッドPC

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ENVY x2は、液晶部分と本体部分を切り離せるハイブリッドPC。搭載OSはWindows 8で、タッチパネルを搭載しているため、液晶部分をタブレットPCとして使用することができます。

ENVY x2レビュー
こんな感じで、分離できます。長文を入力するときはノートPCとして、直感的な操作をしたい場合にはタブレットPCとして使い分けることが可能です。Windows 8はタッチ操作との親和性が高いため、このような使い方のできるハイブリッドPCが増えています。

リリースラッチ
切り離す操作はすごく簡単。キーボードの上にあるリリースラッチを指で左側にずらします。そんなに力を入れる必要はありません。

分離
すると、あっけなく液晶部分が外れます。これだけ簡単に外れると耐久性が気になりますが、HPでは1万回に及ぶ抜き差しテストを実施しており、耐久性を実証済みとのこと。

ドッキングコネクタ
液晶の底面部には、ドッキングコネクタに加えて、差し込み口が2つ配置されています。

液晶部分に配置されている端子類はマイクロSD端子のみ。液晶側にUSB端子やHDMI端子は配置されていないので注意が必要です。

ENVY x2タブレット
液晶の大きさは11.6インチ。

タブレット表示
縦表示してみるとこんな感じ。

縦長
縦長なので、Webなどの縦に長い画面を見るときに便利です。

綺麗
液晶の表示も精細感が高く、非常に綺麗です。これなら、動画/画像を堪能できそう!

ENVY x2 アルミ
ボディにはアルミ素材を使用。

高い質感
すごく質感が高く、高級感溢れるデザインになっています。

デザイン
汚れや指紋もつきにくいので、持ちやすいですね。

ENVY x2スリム
本体で20mmを切る薄さを実現。すごくスリム!

背面部
背面部に出っ張りがあるのですが、何かと思ったら、

液晶
液晶を開くとこの部分が下に移動し、

傾く
自然とキーボード部分が傾くよう設計されています。さすがHP、実用性重視のデザインですね。

液晶表示
液晶はタッチパネルを搭載しているほか、光沢パネルを採用しています。なので映り込みが発生しやすいです。

最大解像度
最大解像度は1366×768ドット。11.6インチ液晶としては妥当なレベルの解像度だと思います。

Yahoo
Yahoo!トップページを表示したところ。

ウィンドウ
複数のウィンドウを表示するにはちょっと狭いですが、モバイルノートとしての位置づけを考えれば致し方ないところ。

ENVY x2キーボード
キーボードは、キーが別々になったセパレートタイプを採用。アルミのシルバーとキーのブラックのコントラストが美しい。

ENVY x2キーピッチ
キーボードはこのクラスのノートとしてはキーピッチが広めで打ちやすいです。ちょっとキーストロークが浅いけど、本体の薄さを考えれば仕方ないかな。

キーボード
キーボードの操作感はいいですね。

ENVY x2レタッチパッド
タッチパッドは、クリックボタンとタッチパッドが一体化されたタイプを採用。タッチパッドのすべりはすごくいいです。思ったところにポインタがピタッと移動する感じ。クリックボタンの反応もまずまずです。クリックできず、イライラさせられるシーンはほとんどありませんでした。

パームレスト
パームレスト部分もアルミ素材を採用しており、汚れや指紋がつきにくい仕様になっています。

左側面部
左側面部。オーディオ入力/オーディオ出力コネクタ、USB2.0ポート、HDMIコネクタが配置されています。

右側面部
右側面部。メディアスロット、USB2.0ポート、電源コネクタが配置されています。

USBポートは合計2つなので、一般的なノートよりも少ない数です。しかも高速接続可能なUSB 3.0ポートは装備されていません。

底面部
底面部。どこにも継ぎ目はなく、筐体内部にアクセスすることはできません。バッテリは内蔵タイプです。

ENVY x2Windowsエクスペリエンスインデックス
Windowsエクスペリエンスインデックスの値でENVY x2のパフォーマンスをチェックしてみました。CPUはインテルAtomプロセッサ、メモリは2GB、ストレージは64GB SSDという構成なので、パフォーマンスが低めな感じは否めないですね。

まあコンセプトが、タブレットPCとしてもノートPCとしても使えるモバイルノートということですから、どれだけコンパクトの収められるかが重視されているわけで、性能面がちょっと弱いのはやむを得ないのかも。

バッテリ駆動時間は、タブレットのみだと約10時間45分、キーボードドック装着時で約19時間となっています。かなり長時間使用できます。

ENVY x2 重量
重量はキーボード部分を含めると1.4kg。

ENVY x2 タブレット 重量
液晶部分のみでは700g。ノートPCに比べると軽いのですが、ずっと片手で持つにはちょっと重いですね。両手で持つか、机の上に置いて操作するのが現実的です。

ENVY x2持ってみた
ENVY x2を持ってみたところ。すごくコンパクトなのがわかると思います。

ENVY x2レビュー
前から見ても薄い!

分離したところ

ENVY x2レビュー

ENVY x2レビュー

ENVY x2レビュー
以上、ENVY x2のレビューでした。まとめると次のようになります。

ENVY x2のまとめ

・アルミ素材を基調とした美しいスタイル
・液晶部分を分離してタブレットPCとしても利用可能。使える場が広がる
・パフォーマンスは低め。バリバリ使いたい場合にはちょっとパワー不足かも
・ハイブリッドPCなのに最小構成で6万円台というコストパフォーマンスの高さ


他社からも同じようなコンセプトのハイブリッドPCが提供されていますが、HPでは、デザイン性の良さに加え、価格の安さを実現しています。お手頃な価格で、タブレットPCとしてもノートPCとしても使いたいが、性能はそれほど高くなくてもいい、という人にお勧めのノートに仕上がっています。