特徴/HP Pavilion s5-1250jp レビュー

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s5-1250jpの後継モデルとしてs5-1350jpが登場しています。s5-1250jpとs5-1350jpの主な違いは、搭載しているCPUであり、筐体のデザイン等はほぼ同じなので、s5-1250jpのレビューが参考になると思います。
Pavilion s5-1250jpシリーズは、HPデスクトップ2012年春モデルのスリムタイプマシン。HPのデスクトップとして、他にゲーミングマシンのh9シリーズ、ハイパフォーマンスのh8シリーズと価格重視のp6シリーズが設定されていますが、これらの3つのモデルはすべて拡張性に優れたミニタワーを採用。したがって、省スペース性を重視したデスクトップが必要なら、このs5シリーズが唯一の選択肢となります。幅はわずか10cm。高さも31.2cmしかなく、できるだけ設置面積を小さく抑えたい方に最適です。ただし、横置きはできないので注意が必要です。
HP Pavilion s5-1250jp レビュー
s5シリーズには、s5-1130jpとs5-1250jpの2つのモデルが存在します。s5-1130jpとs5-1250jp の大きな違いは、搭載できるCPUの種類です。s5-1130jpにはAMDプロセッサを、s5-1250jp にはインテルプロセッサを搭載できます。一般的にAMDプロセッサの方がコストパフォーマンスに優れていると言われているので、価格重視の方はs5-1130jpを検討するとよいかもしれません。CPU以外の仕様はほとんど同じです。
s5-1250jp
前面部はピアノブラックを基調とした、光沢加工処理されたデザインが特徴的。非常につややかで、高級感を醸し出しています。どこにも安っぽさはありません。ただし、光沢加工されていることで見映えはいいのですが、埃や指紋がつきやすいので、気になる人はこまめに掃除する必要があるでしょうね。
s5-1250jp 光沢加工処理
正面から見ると、s5-1250jpのスリムさが明らかとなります。でもスリムタイプマシンだからといって、省スペース性を重視するあまり、パソコンとしての性能が劣っていてはまったく意味がありません。「スリムタイプ=パフォーマンスが低い」と考える人が多いですが、このs5-1250jpではこの図式は当てはまりません。というのもこのs5-1250jp では、CPUにインテルのハイエンドCPUであるCore i7を選択できるため、高い性能を発揮できるからです。

前面部
前面部の右上には電源ボタン、左上には光学ドライブが配置されています。
イルミネーションバー
一番上にはブルーのイルミネーションバーが配置されており、電源をオンにすると点灯します。
s5-1250jp前面部端子類
左下には、各種端子が配置されています。一番上から、光学ドライブを使用するためのボタン、イヤホン端子、USB2.0×2、6 in 1 メディアスロットが順に配置されています。スリムタイプなので最低限の端子が配置されている感じです。右にはHDDスタータスランプが配置されており、HDDが稼働中の場合点灯します。
s5-1250jp背面部
こちらはs5-1250jpの背面部です。上段の左には端子類、中段には拡張用スロットが4つ配置されています。
 s5-1250jp端子類
s5-1250jp
端子
搭載されている端子は、USB 2.0ポート×4、Ethernetポート、HDMI端子です。Ethenetポートはギガビット対応なので、自宅にギガビット環境を構築している場合、高速なデータ送信を実行することができます。また、このs5-1250jpでは、USB端子が、前面部に2つ、背面部に4つの計6個搭載されていることになります。

その下にはモニタに接続するためのDVI端子とVGA端子が配置されています。

さらにその下には、イヤホン、マイク、スピーカーなどの各種音声入出力端子が配置されています。
筐体内部
s5-1250jpは、メモリスロット×2、5.25インチベイ×1、3.5インチベイ×1、 ロープロファイルPCI Express x16を1スロット、ロープロファイルPCI Express x1を3スロット、 PCI Express x1 mini cardを1 スロットを装備しています。s5-1250jpではスリムタイプの筐体を採用しているため、ミニタワー型に比べると拡張性が劣るのは致し方ありません。
HP Pavilion s5-1250jp  Windowsエクスペリエンスインデックス
Windowsエクスペリエンスインデックスの値は基本スコアが5.2(最高得点は7.9)。CPUは第二世代Core i5プロセッサを搭載しているため、7.4と高いスコアを記録。メモリも8GBの大容量のため7.6です。グラフィックスにはチップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックスのため、スコアは伸びず5.2と相対的に低めの値です。動画の編集や3Dゲームなど、グラフィックスの負荷の高いタスクだとちょっとパフォーマンス面で不足を感じることがあるかもしれませんが、CPUやメモリといった基本性能はしっかりしているため、一般的な用途では十分なパフォーマンスを発揮すると思います。
HP Pavilion s5-1250jp  CrystalMark 2004R3
ベンチマークテスト(CrystalMark 2004R3)を使用してs5-1250jpのパフォーマンスをチェックしました。やはり、グラフィックス以外は高い値を記録しているのがわかります。
s5-1250jpレビュー
このs5-1250jpは、省スペース性を実現したスリムタイプマシンでありながら、高い性能を発揮してくれます。コンパクトな高性能デスクトップを導入したい人にお勧めです。

HPデスクトップPavilion s5-1250jpレビュー

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