HP TouchSmart(タッチスマート) 610PCレビュー
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1)直感的に使えるタッチスクリーン搭載
HP TouchSmartは、23インチのタッチスクリーンを搭載したオールインワンPC。オールインワンPCとは、PC本体と液晶が一体化されたPCのこと。設置スペースが少なくて済むほか、ケーブル接続が不要になるなどのメリットがありますが、拡張性が乏しいというデメリットもあります。
タッチスクリーンとは、直接画面に触って操作することのできる機能のこと。液晶で指を使って軽快に操作することができ、直感的な操作が可能です。実際に試してみましたが、タッチスクリーンの反応は非常にいいですね。機敏に反応してくれます。Webのリンクをクリックしてもすぐに反応してくれるので、ストレスが少ないです。
タッチスクリーンを搭載している場合、キーボード操作に慣れていない人でも簡単に操作できるので、パソコン操作の敷居が低くなります。なお、強く触っても大丈夫なように強化ガラスが採用されているので安心です。
このTouchSmart(タッチスマート) 610PCには23インチの大型液晶を搭載。液晶の画像は鮮明で、非常に視認性が高いです。光沢液晶を採用しているため、彩度も非常に高く、精細感のあるメリハリの効いた画像/映像を楽しめます。ただし、光沢液晶の場合、照明などによる映り込みが発生しやすいので、その都度、角度を調整する必要があります。
(*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です)
2)優れたデザイン性
HP TouchSmart(タッチスマート) 610PCは、優れたデザインを実現しています。なので、リビングでも寝室でも、どこに置いても違和感なく使用することが可能です。ピアノブラックを基調としたデザインになっており、高級感を醸し出しています。
PCと液晶が一体化されたオールインワンPCのため、設置面積も極めてコンパクト。
見てください。このスリムなボディ。
上から見たところ。すごく設置面積が少なくて済むのがわかります。
背面も手を抜いていません。黒をベースとして落ち着いたデザインになっています。
TouchSmart 610PCでは、ディスプレイを90度から30度まで傾斜させられるピタゴラスイング機構を採用。
ディスプレイを立てて動画を視聴したり、寝かせてタッチやゲームをおこなうといった使い方が可能です。ただし、本体をスライドさせるのがちょっと固め。力がいります。また、途中で引っかかったりした場合、バランスを崩す可能性があるので注意が必要です。もうちょっと、スムーズだといいんだけどなあ。
3)優れたサウンド性能
TouchSmart 610PCには、優れたサウンドを再生するためのBeatsAudio機能が搭載されています。音楽を再生してみると、確かに深みのあるサウンドです。シャリシャリした感じはまったくなし。重低音がしっかりし、音の奥行きが出ます。
キーボードの右上にある「b」ボタンでオン/オフを切り替えることができます。
BeatsAudioアプリケーションで、自分の好みの音にカスタマイズすることが可能です。
スピーカーは、本体の下部に設置されているため、真正面から音が響いてくる感じです。
4)各パーツ詳細
ここでは、HP(ヒューレットパッカード) TouchSmart(タッチスマート) 610PCの各パーツについて見ていきます。
タッチスマートは、本体と液晶が1つとなった一体化されたオールインワンパソコンです。したがって、液晶の側面および背面にすべての端子が配置されています。また、オールインワンPCの特性により、拡張性はほとんどないので注意が必要です。
液晶
HP TouchSmart 610PCは、23インチ液晶を搭載。表示は非常に鮮明で、文字のにじみもないため、長時間作業していても疲れません。
最大解像度は1920×1080ドット。縦方向、横方向とも、表示領域は十分に確保されており、フルハイビジョン映像を表示することが可能です。
IPSパネルを搭載しているため、視野角が広いのも特徴です。斜め方向から見ても、画面が見にくくなるということがありません。したがって、家族全員で操作する場合にも、誰かが見づらくなるということがありません。
Yahooトップページを表示したところです。非常に表示領域が広いのがわかります。
左側面部
それでは左側面を見ていきましょう。
1番上にはボリュームコントロールボタン。
その下には、ステータスランプ、カードリーダー、USB2.0端子×2とヘッドホン端子/マイク端子が配置されています。
右側面部
右側面部の一番下には電源ボタン。
右側面部の上にはブルーレイドライブスロットが配置されています。
背面部
背面部中央に各種端子が格納されています。
端子にアクセスするには、指でつまみをつかみます。
すると、端子が姿を現します。
地上デジタル放送入力コネクター、 BSデジタル・110度CSデジタル入力コネクター、ネットワーク端子、USB 2.0×4が配置されています。
ACコネクタは右側面に配置されています。ちょっとわかりづいらいので、緑のシールでわかりやすいよう位置が示されています。
結構抜き差しが大変な位置にあります。
電源コードを接続したところ。この610 PCはオールインワンタイプなので、必要なコードは電源コードのみ。煩わしいケーブルが少なくて済み、すごく見た目がすっきりします。
キーボードとマウス
HPタッチスマート 610PCには標準でワイヤレスキーボードが付属しています。邪魔なコードが不要なため、取り回しが簡単なほか、PC本体から離れた場所で操作できるので便利です。
スリム設計になっているの、非常に軽くなっています。その分、キーが平べったすぎて指のひっかかりがないので、慣れるまではブラインドタッチしづらいかも。あと、キーストロークが固い感じ。長時間打ち続けているとちょっと疲れます。
マウスもワイヤレスです。
ACコネクタ
610PCに同梱されているACアダプタはすごく巨大です。
いかに、持ち運びの必要のないオールインワンPCに付属するとはいえ、これだけ大きいと結構かさばりるかも。。。
5)使った感想
パフォーマンス
パフォーマンスは非常にいいですね。さくさく動いてくれる感じ。パフォーマンスの指標となるWindowsエクスペリエンスインデックスの値は、プロセッサが7.4、メモリも7.4と高い数値を記録。一番低い値でもグラフィックスの5.0なので、かなりバランスのとれた高性能デスクトップだということができます。一般的な用途で、性能不足を感じる場面は少ないと思います。
動画
DVDの動画を再生してみましたが、コマ落ちもなく、鮮明な映像を楽しむことができます。Youtubeの動画も視聴してみましたが、まったく問題なし。高画質の映像も、まったくコマ落ちなく美しい映像を堪能することができました。
音質
音楽CDを聞いてみましたが、少し低音がこもる感じ。高音の伸びがいまいちかな。もう少しクリア感があってもいいかも。
騒音
動作中、ブーンという小さな音が気になることがあります。
周りに溶け込むデザイン
リビングに置いておいても違和感のないデザインです。周りになじむ、完成度の高いデザインがいいですね。
6)メリット/デメリット
ここでは、HP(ヒューレットパッカード) TouchSmart(タッチスマート) 610PCのメリット/デメリットについて見ていきます。
メリット
・オールインワンPCのため、セットアップが楽。開封して電源を接続するだけで使用可能になります。無線LANにも対応しているため、無線環境を構築していれば必要なケーブルは電源ケーブルのみ。したがって、取り回しが簡単なほか、見た目もすっきりします。
・画面をタッチしながら操作できるため、非常にわかりやすい。タッチスクリーン搭載のため、パソコンに詳しくない人でも直感的に操作できます。
・TVチューナー搭載。地上・BS・110度CS対応テレビチューナーを搭載しているので、テレビパソコンとして活用することも可能です。
・スリム設計。大型液晶を搭載しつつも、奥行きがないため、省スペースで設置できます。
・画面をタッチしながら操作できるため、非常にわかりやすい。タッチスクリーン搭載のため、パソコンに詳しくない人でも直感的に操作できます。
・TVチューナー搭載。地上・BS・110度CS対応テレビチューナーを搭載しているので、テレビパソコンとして活用することも可能です。
・スリム設計。大型液晶を搭載しつつも、奥行きがないため、省スペースで設置できます。
デメリット
・拡張性に乏しい。省スペース性を重視しているてめ、グラフィックカードの交換など、カードによる拡張は実行できません。
まとめ
TouchSmart 610PCは23インチの大型液晶を搭載したオールインワンパソコン。省スペースで置き場所に困らないほか、タッチスクリーン搭載により、直感的な操作が可能です。TVチューナーも搭載しているので、テレビを視聴することも可能。CPUにはインテルCore i5を搭載しており、パフォーマンス面でも不足はありません。リビングに置いて、家族全員で操作したりといった、ホームエンターテイメントパソコンとして使用することで、その機能を最大活用できると思います。
