HP EliteBook Folio G1レビュー

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EliteBook Folio G1は、HP法人向けノートのEliteBookシリーズに属する12.5インチ液晶搭載ノート(→EliteBookシリーズのモデル一覧はこちら)。

大きな特徴として最厚部11.9~12.4mmという、超スリムなボディを採用している点が挙げられます。また、薄いながらも、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアした高い品質と耐久性を確保しており、安心して使用することができます。また、ボディにアルミニウム素材を用いることでスタイリッシュなデザインを実現しています。

EliteBook Folio G1レビュー

ここではEliteBook Folio G1の性能、特徴等について詳しくレビューします。

なおEliteBookはHPの法人向けブランドですが、EliteBook Folio G1に関しては法人向けモデルに加えて、個人向けモデルも用意されています。
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)超スリムなボディ!

EliteBook Folio G1の大きな特徴はその薄さ。

最厚部11.9~12.4mmという圧倒的な薄さを実現しています。横から見ると、その薄さがよくわかります。

これだけ薄いと非常に持ちやすいです。

液晶部分は180度倒すことが可能。

こうして見ると、驚異的な薄さです。

この薄さを実現するために、マザーボードのサイズが従来比50%削減されています。イベントでマザーボードが展示されていました。上の写真の上が従来モデル(EliteBook Folio 1020)、下がFolio G1です。圧倒的にマザーボードが小さくなっているのがわかります。

重量は最小構成モデルで約984g。したがって非常に軽いですね。

こんな風に片手で持ち歩くこともできます。

堅牢性もしっかり確保されており、持っていても安心です。

コンパクトさを実現するため、液晶周囲のベゼル幅が狭くなっているのがわかります。

雑誌とほぼ同じ大きさです。

24インチ液晶モニタの横に置いてみるとこんな感じ。フットプリントが小さいので、横に置いておいてもそれほど邪魔になりません。

2)質感の高いデザイン

Folio G1では、グレーを基調とした落ち着いたデザインを採用しています。

このように斜め方向から見ると、天板部分のデザインの美しさがよくわかります。表面はさらっとしており、汚れがつきにく仕様になっています。

側面部にはダイヤカット加工が施されており、エッジが光輝きます。

光の当たる角度によってはすごく綺麗。高級感を醸し出します。

キーボード周辺部も天板部分と同じカラーリング。

ここも高い質感を実現しています。

ヒンジ部分はメタル製。

キラキラしており、デザイン上のアクセントになっています。

3)高いモバイル性能

EliteBook Folio G1にはフルHDディスプレイモデルとUHDタッチディスプレイモデルの2つのモデルが用意されています。主なスペックは次のとおり。
【EliteBook Folio G1の主なスペック】
 
フルHDディスプレイモデル
UHDタッチディスプレイモデル
液晶
12.5インチワイド
フルHD
(1920×1080)
12.5インチワイド
UHDタッチ対応液晶
(3840×2160)
CPU
インテル
Core M3-6Y30/
Core M5-6Y54
インテル
Core M7-6Y75
メモリ
8GB
(オンボード)
ストレージ
128GB M.2 SSD(SATA III)/
256GB M.2 SSD(SATA III)/
256GB M.2 SSD(PCIe Gen3×4 NVMe)/
512GB M.2 SSD(SATA III)
グラフィックス
インテル内蔵グラフィックス
光学ドライブ
-
インタフェース
USB Type-C 3.1(Thunderbolt 3対応)×2、コンボステレオヘッドホン/マイクジャック
外寸(mm)
292×209×11.9
292×209×12.4
重量(kg)
約984g
約1.07kg
バッテリ駆動時間
最大約11.5時間
CPUには低消費電力を実現するインテル Core Mプロセッサーを搭載。Core M3/M5/M7搭載モデルを選べるようになっています。

メモリは8GB。 ストレージには、HDDではなくM.2接続のSSDを標準で搭載。最大で512GBの大容量ストレージも選択できます。SSDを採用することにより、高速アクセスが可能なほか、耐衝撃性も向上します。より高速なNVMe SSDも選択できます。

この構成を見る限り、超高性能とまではいきませんが、モバイルノートであることを踏まえれば、非常に高い性能を発揮できるよう仕上げられているのがわかります。Web閲覧/SNS/メール/動画再生/ビジネスアプリの操作といった、ビジネスシーンにおける一般的な作業であれば快適に処理できると思います。

液晶はフルHDパネル/UHDタッチパネル搭載モデルを選択可能。UHDは高い解像度を実現しているので、精細感のある表示が可能です。

グラフィックスはチップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックスを搭載。より高性能なカードタイプは選択できないので、動画編集といった描画処理能力を必要とする作業には不向きです。

インタフェースは、USB Type-C 3.1(Thunderbolt 3対応)×2とコンボステレオヘッドホン/マイクジャックのみ。非常にシンプルです。

バッテリ駆動時間は最大約11.5間を確保。スリム/コンパクトモバイルノートであるながら大容量バッテリを搭載することで長時間駆動を実現しています。

またファンのないファンレス構造を採用しているため、使用時の騒音がほとんど気にならないレベル。静かな環境で使用する場合も安心です。

あとノイズキャンセル機能も搭載。ノイズキャンセルをオンにすると、周辺のノイズやクリック音等が除去されるため、聞き取りやすくなります。したがって、ストレスなく会議を行えます。

4)米軍調達基準に対応する耐久性を確保

EliteBook Folio G1では、薄型と耐久性の両立を実現しています。

特筆すべきは、米軍調達基準 (MIL-STD-810G)をクリアしている点。非常に過酷な13項目のテストにパスしているため、タフな使い方をしても、ダメージを最小限に抑えることができます。

また計50,000項目/120,000時間に及ぶHPトータルテストプロセスもクリアしています。
EliteBook Folio G1は、携帯することの多いモバイルノートなので、こうした高い耐久性/堅牢性が確保されていると安心して使うことができますね。

あと、EliteBook Folio G1は、原産国表示こそ中国ですが、東京の工場のラインでカスタマイズ/組み立て/検査を実施した後に出荷。熟練の作業員が1台1台丁寧に取り扱います。これをHPでは「東京仕立」と呼んでいます。

国内で検査を行ってから出荷されるため、輸送中のトラブルが発生する可能性が少なくなります。海外から出荷されるモデルよりも、初期不良が発生しにくくなるため、安心してオーダーできますね。

5)各パーツをチェック

5-1)液晶をチェック
EliteBook Folio G1は12.5インチ液晶を搭載。前述したように、フルHD(1920×1080ドット)パネルとUHD(3840×2160ドット)パネルが用意されています。UHCのみがタッチに対応しています。

レビュー機はフルHDパネル搭載モデル。表示はすごく鮮明です。

非光沢パネルを採用しているため、映り込みがほとんど発生していません。

黒もしっかり表現できるため、動画も楽しめます。

動きの速いスポーツも楽しめました。

イベントにUHDパネル搭載モデルが展示されていました。

タッチ対応の光沢パネルを採用しているため、映り込みが発生しやすくなっています。
実用性重視なら映り込みの発生しにくい非光沢パネルのフルHDモデルがオススメですね。タッチ操作したい、高精細な表示で画像/映像を楽しみたい、というのならばUHDがオススメです。

なお液晶には高耐久性を誇るGorilla Galass 4を採用しているため、傷がつきにくく安心して使えます。
5-2)キーボード/タッチパッドをチェック

キーボード部分。

キーの表面は滑りにくくなっています。キーを強く押してもたわんだりしないので、ストレスフリーで入力作業を行うことができます。

キーピッチは約18mm。十分なキーピッチが確保されているので、窮屈さはあまり感じません。

キーストロークは約1.3mmを確保。スリムタイプノートながら深めのキーストロークを確保しています。

バックライトを装備しているため、暗い環境でも快適に操作できます。

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用しています。タッチパッド/クリックボタンとも反応は良好です。

パームレスト部分は表面がさらっとしています。
5-3)側面部/前面部/背面部/底面部をチェック

左側面部。コンボステレオヘッドホン/マイクジャックが配置されています。

右側面部。

USB Type-C 3.1(Thunderbolt 3対応)×2が配置されています。

端子類はこれだけ。非常にシンプルです。

出力端子が使いたい/標準のUSB端子を使いたいのであれば、オプションで用意されているトラベルドックを使って、機能を拡張できます。

このトラベルドックを使えば、USB 3.0、USB2.0、LAN端子、VGA端子、HDMI端子を使えるようになります。

こんな風に接続することが可能。

背面部はヒンジのみ。

前面部。

液晶を開くための窪みが配置されています。

底面部は継ぎ目のないデザインを採用。したがって、筐体内部にアクセスすることはできず、バッテリは内蔵型です。自分でバッテリを交換することはできません。

背面部の左右にスピーカーを配置。

Bang&Olufsenのスピーカーを合計4基採用しており、音質にもこだわっています。

実際に音楽を聴いてみましたが、しっとりと落ち着いた音質。この位置にスピーカーがあるので床に反射して広がりのあるサウンドを楽しめます。
5-4)ACアダプタ

本体がスリム/コンタクトなだけにACアダプタもコンパクトなタイプを採用。

手の平にすっぽり収まる大きさです。

プラグは収納できるので、持ち運びしやすいと思います。

重量は213g。

USB Type-C端子に接続します。L型コネクタを採用しており、余分なスペースを取りません。

まとめ

以上、EliteBook Folio G1のレビューでした。まとめると次のとおり。

・圧倒的なスリムさ/軽さを実現
・インテルCore Mプロセッサを搭載しており、長時間駆動が可能
・標準でSSDを搭載しており、高速アクセス可能
・シルバーを基調とした落ち着いたデザイン
・米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアした高い品質と耐久性を確保
・「東京仕立」


このようにEliteBook Folio G1はスリム/軽量/スタイリッシュでありながらも高い堅牢性を確保しつつ、非常に充実した機能/性能を備えているのがわかります。妥協のないモバイルノートを探している人にお勧めです。

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(更新日:2017年1月16日)