HP Pavilion Desktop TP01実機レビュー
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HP Pavilion Desktop TP01はミニタワー型筐体を採用したデスクトップPC。
HPデスクトップPCの中でスタンダードモデルに位置づけられています。
【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
長らくインテルCoreプロセッサ搭載モデルのみが用意されていましたが、AMD Ryzenプロセッサ搭載モデルが追加されました。インテルモデルとAMDモデルのデザイン/デザイン/搭載している端子の種類と数/スロットの数は同じです(インテルモデルとAMDモデルのスペックの違いはこちら)。
Pavilion Desktop TP01の主な特徴は次のとおり。
- 第10世代インテルCore/第11世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルおよびAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルを選択可能
- ミニタワー型筐体を採用
- シンプルながらモダンなデザイン
ここでは、Pavilion Desktop TP01の特徴、性能、使い勝手等について詳しく解説します。
- 目次
- 1)シンプルながらモダンなデザイン
- 2)スペックをチェック
- 3)パッケージをチェック
- 4)ミニタワーボディを採用
- 5)各パーツをチェック
- 6)筐体内部に容易にアクセス可能
- 7)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です(レビュー機はPavilion Desktop TP01-0000jp(インテル)。最新モデルとはスペックが異なる可能性があるので、あくまで参考としてください)。
CPU:インテル Core i7-9700/16GBメモリ/256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 2TB HDD (SATA, 7200回転)/NVIDIA GeForce GTX 1650
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2)スペックをチェック
Pavilion Desktop TP01の主なスペックは次のとおり。
(*2021/8追記:第11世代インテルCoreプロセッサ搭載のPavilion Desktop TP01-2000jpが登場しました)
機種 | Pavilion Desktop TP01-1000jp (インテル) |
Pavilion Desktop TP01-2000jp (インテル) |
Pavilion Desktop TP01-2000jp (AMD) |
CPU | インテル Core i3-10100 プロセッサー
(3.60GHz-4.30GHz,
インテルスマートキャッシュ6MB, 4コア / 8スレッド)
インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテル Core i5-10400 プロセッサー (2.90GHz-4.30GHz, インテルスマートキャッシュ12MB, 6コア / 12スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテル Core i7-10700 プロセッサー (2.90GHz-4.80GHz, インテルスマートキャッシュ16MB, 8コア / 16スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 |
インテル Core i3-10105 プロセッサー
(3.70GHz-4.40GHz,
インテルスマートキャッシュ6MB, 4コア / 8スレッド)
インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテル Core i5-11400 プロセッサー (2.60GHz-4.40GHz, インテルスマートキャッシュ12MB, 6コア / 12スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテル Core i7-11700 プロセッサー (2.50GHz-4.90GHz, インテルスマートキャッシュ16MB, 8コア / 16スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 |
AMD Ryzen 3 5300G 4コア/8スレッド AMD Ryzen 5 5600G 6コア/12スレッド AMD Ryzen 7 5700G 8コア/16スレッド |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz (最大32GB) 16GB (16GB×1) DDR4-2933MHz (最大32GB) |
8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz (最大32GB) 8GB (8GB×1) DDR4-2933MHz (最大32GB) 16GB (16GB×1) DDR4-2933MHz (最大32GB) |
8GB (8GB×1) DDR4-3200MHz (最大32GB) 16GB (16GB×1) DDR4-3200MHz (最大32GB) |
ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)/ 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
1TB ハードドライブ (SATA、7200回転)/ 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
光学ドライブ | DVDライター | DVDライター | DVDライター |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 630/ AMD Radeon RX 550グラフィックス/ NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER |
インテル UHD グラフィックス 630/ インテル UHD グラフィックス 730/ インテル UHD グラフィックス 750 |
AMD Radeonグラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
拡張ベイ | PCI Express x16×1スロット、 PCI Express ×1スロット、 M.2 x2スロット、ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ ×2 | PCI Express x16×1スロット、 PCI Express ×1スロット、 M.2 x2スロット、ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ ×2 | PCI Express x16×1スロット、 PCI Express ×1スロット、 M.2 x2スロット、ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ ×2 |
USB端子類 | USB3.1 Gen 1 × 4、USB3.1 Gen1 Type-C × 1 (前面)、USB2.0 × 4 (背面) | SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 (前面)、USB 2.0 Type-A ×4 (背面) | SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 (前面)、USB 2.0 Type-A ×4 (背面) |
寸法/重量 | 約155 × 295 × 342 mm / 約 5.7kg | 約155 × 303 × 335 mm / 約 4.9kg | 約155 × 303 × 335 mm / 約 4.7kg |
CPU
搭載できるCPUの主な仕様は次のとおり。
CPU | インテルCore i3-10100 | インテルCore i5-10400 | インテルCore i7-10700 |
コアの数 | 4 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 8 | 12 | 16 |
プロセッサー・ベース動作周波数 | 3.60GHz | 2.90GHz | 2.90GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 4.30GHz | 4.30GHz | 4.80GHz |
キャッシュ | 6MB | 12MB | 16MB |
CPU | インテルCore i3-10105 | インテルCore i5-11400 | インテルCore i7-11700 |
コアの数 | 4 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 8 | 12 | 16 |
プロセッサー・ベース動作周波数 | 3.70GHz | 2.60GHz | 2.50GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 4.40GHz | 4.40GHz | 4.90GHz |
キャッシュ | 6MB | 12MB | 16MB |
CPU | AMD Ryzen 3 5300G | AMD Ryzen 5 5600G | AMD Ryzen 7 5700G |
コアの数 | 4 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 8 | 12 | 16 |
プロセッサー・ベース動作周波数 | 4.0GHz | 3.9GHz | 3.8GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 4.2GHz | 4.4GHz | 4.6GHz |
キャッシュ | L2キャッシュ合計
2MB L3キャッシュ合計 8MB |
L2キャッシュ合計
3MB L3キャッシュ合計 16MB |
L2キャッシュ合計
4MB L3キャッシュ合計 16MB |
メモリ
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。Web閲覧/動画再生といった、負荷の軽いタスクをメインで行うのであれば、8GBのメモリを積んでいれば十分でしょう。
ただし、動画/画像の編集といった、比較的負荷のかかるタスクを快適に処理したいのであれば、16GBメモリ搭載モデルがオススメです。
メモリ容量 | 説明 | |
8GB | ↓ ↓ 快適 |
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。 |
16GB | 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。 |
ストレージ
ストレージには、1000jpではHDDのみを搭載したモデルまたはHDD+SSDのハイブリッド構成を選択できます。2000jpでも、HDDのみの構成に加えハイブリッド構成も選択可能。AMDモデルはハイブリッド構成のみ選択できます。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
SSDの方が高速アクセス可能なので、パフォーマンスにこだわるのであれば、ハイブリッド構成がオススメです。ハイブリッドの場合、高速アクセスなSSDと大容量データ保存可能なHDDのいいとこ取りができます。
グラフィックス
グラフィックスには、1000jpではCPU内蔵タイプに加えて、AMD Radeon RX 550グラフィックス/ NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER搭載モデルを選択可能。
AMD Radeon RX 550グラフィックスはライトなゲーム・動画/画像編集に向いていますが、NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPERの場合、よりハイレベルな描画処理能力を提供できます。
一方、2000jp(インテル/AMD)ではCPU内蔵グラフィックス搭載モデルのみを選択可能。現時点で高性能なグラフィックスカード搭載モデルは選択できません。
3)パッケージをチェック
HP Pavilion Desktop TP01のパッケージ別のスペックは次のとおり。
モデル名 | エントリープラスモデル (第10世代) |
スタンダードモデル (第10世代) |
スタンダードモデル | パフォーマンスモデル |
CPU | 第10世代 インテル Core i3-10105プロセッサ | 第10世代 インテル Core i3-10105プロセッサ | 第11世代 インテル Core i5-11400プロセッサ | 第11世代 インテル Core i7-11700プロセッサ |
メモリ | 8GB | 16GB | ||
ストレージ | 256GB SSD+1TB | 1TB HDD | 256GB SSD+1TB |
モデル名 | エレメンタルモデル 【S1】 | モデレートモデル 【S2】 | アドバンスモデル 【S3】 |
CPU | AMD Ryzen 3 5300G プロセッサ | AMD Ryzen 5 5600Gプロセッサ | AMD Ryzen 7 5700G プロセッサ |
メモリ | 8GB | 16GB | |
ストレージ | 256GB SSD+1TB |
4)ミニタワーボディを採用
HP Pavilion Desktop TP01はミニタワー型ボディを採用
B5サイズのノートと比べるとこんな感じです。大きさは約155 × 295 × 342mm (幅×奥行き×高さ) 。重量は約5.7kg
奥行きもコンパクト
左右の幅は片手でなんとか掴めるぐらいになっています
ミニタワーモデルとしては、それほど大きくないと思います。側面部にゴム足が配置されていないので、横置きは推奨されていないようです
24インチモニタに接続したところ。
機種 | Pavilion Desktop TP01 |
拡張ベイ | PCI Express x16×1スロット、
PCI Express ×1スロット、M.2 x2スロット、 ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ ×2 |
ミニタワー型ボディを採用しているため、ある程度の拡張性を有しています。搭載している拡張ベイは上の表のとおりです。
5)各パーツをチェック
Pavilion Desktop TP01の各パーツについてチェックします
前面部。右上に端子類、左上に光学ドライブが配置されています
上から順に、電源ボタン、ヘッドホン端子、SuperSpeed USB Type-A ×4、SDカードリーダー、SuperSpeed USB Type-C ×1が利用可能です
電源オンの状態で電源ボタンが点灯します
前面部に端子類があると、デバイスの抜き差しがしやすくて便利
光学ドライブはDVDライターを標準で搭載。最近は光学ドライブを非搭載とするモデルも増えてきましたが、やっぱりあると便利です。搭載できるのはDVDドライブのみ。ブルーレイドライブは選択できません
光学ドライブを使うときは、真ん中にあるEjectボタンを押すと少し飛び出すので手で引き出します
右側面部
左側面部。こちらの側面部には通気孔が配置されています
背面部
上段左には端子類を配置。オーディオ端子、USB2.0 × 4、LAN端子が配置されています。
この構成はグラフィックカードを搭載しているので、映像出力端子にフタがされており使用不可になっていますが、グラフィックカード非搭載モデルの場合、アナログRGB ミニD-sub15ピン×1、HDMI ×1が利用可能です
中段には、拡張カードが配置されています。この構成では、NVIDIA GeForce GTX1650を搭載しています。
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 630(CPU内蔵タイプ) | AMD Radeon RX 550 | NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER |
利用できる映像出力端子 | アナログRGB ミニD-sub15ピン×1 HDMI ×1 |
デュアルリンク DVI-D×1 HDMI×1 DisplayPort×1 |
デュアルリンク DVI-D×1 HDMI ×1 DisplayPort×1 |
マルチディスプレイ | 2画面対応 | 3画面対応 | 3画面対応 |
搭載しているグラフィックによって、使える映像出力端子が異なります。詳細は上の表のとおり。AMD Radeon RX 550/NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER搭載モデルの場合、3つの映像出力端子を備えているため、3画面同時出力が可能。より広い表示領域を確保できるため、作業効率をアップさせることができます
下段には電源端子が配置されています。
6)筐体内部に容易にアクセス可能
Pavilion Desktop TP01では、背面部右にあるネジを1つ外すだけで、側面部を取り外して筐体内部にアクセスできます
ネジはトルクネジですが、マイナスドライバを使って、緩めることが可能です
筐体内部
右側の手前には、HDDドライブベイと鉄製のシャーシが配置されていますが、これはドライバを使ってネジを外すことで取り外せます。
*筐体内部へのアクセス方法/詳細については、Pavilion Desktop TP01筐体内部レビューを参照してください。
7)同梱物をチェック
Pavilion Desktop TP01の同梱物をチェックします
電源ケーブル
Pavilion Desktop TP01には、ワイヤレス式のキーボードとマウスが同梱されています
付属するレシーバーを本体のUSB端子に差し込んで使うタイプです
キーボードはコンパクトなつくりになっていますが、キーピッチは十分な幅を確保しています。ちょっと重いので、キーボード操作時にずれにくいですね。
個人的には、もうちょっと傾斜している方が好きなのですが、傾きの調整は不可です
マウスは、手のひらが当たる部分がなだらかな曲線を描いており、長時間使っていても疲れにくいです
「HPパソコンナビ」という紙のガイドブックも同梱されています。全ページカラーでイラストもふんだんに使われています。200ページ以上の分量があるので参考になると思います。
まとめ
以上、Pavilion Desktop TP01について見てきました。主な特徴は次のとおり。
Pavilion Desktop TP01Pavilion Desktop TP01の特徴
- 第10世代インテルCore/第11世代インテルCoreプロセッサおよびAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルを選択可能
- ミニタワー型筐体を採用
- シンプルながらモダンなデザイン
ミニタワー型としてはコンパクトなつくりになっており、デザインもシルバーを基調とした落ち着いた仕上がりになっています。性能面では第10世代インテルCoreプロセッサ or 第11世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルに加えてAMD Ryzenプロセッサ搭載もでるを選択でき、メモリも大容量モデルが用意されています。HDDのみの構成に加えて、高速アクセスできるPCIe NVMeタイプのSSDとHDDを組み合わせたハイブリッド構成も選べます。
デザインにもこだわったスタンダードなミニタワーデスクトップPCを探している人にオススメです。
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(更新日:2022年2月5日)