HP ENVY Phoenix 850-090jpレビュー
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ここでは、HPのハイエンドデスクトップENVY Phoenix 850の特徴、性能について詳しくレビューしたいと思います。
ENVY Phoenix 850のフロントパネルにはヘアライン加工が施されたアルミニウム素材を採用。HPのハイエンドデスクトップらしく、デザイン面でも上質な仕上がりになっています。
目次
1)HPミニタワーデスクトップにおけるENVY Phoenix 850の位置づけ
2)ハイパフォーマンスなスペック
3)ゲームを堪能できる高性能マシン
4)高い質感を誇るデザイン
5)カスタマイズ可能なLEDイルミネーション
6)各パーツをチェック
7)筐体内部
まとめ
2)ハイパフォーマンスなスペック
3)ゲームを堪能できる高性能マシン
4)高い質感を誇るデザイン
5)カスタマイズ可能なLEDイルミネーション
6)各パーツをチェック
7)筐体内部
まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)HPミニタワーデスクトップにおけるENVY Phoenix 850の位置づけ
HP ENVY 850は、HPデスクトップシリーズの中で最上位に位置付けられるハイパフォーマンスPCです。ミニタワー型筐体を採用したデスクトップとしては、他にPavilion 550、ENVY7500が用意されていますが、主な違いは次のとおり。
【HPミニタワーデスクトップの比較】
【HPミニタワーデスクトップの比較】
機種名 | Pavilion 550 | ENVY 750 | ENVY Phoenix 850 |
性能 | △ | 〇 | ◎ |
価格 | ◎ | 〇 | △ |
レビュー | レビュー | レビュー |
ENVY 850は、拡張性に優れたミニタワー型の筐体を採用しています。なので、高い拡張性を確保したいユーザーにオススメです。
他にミニタワー型筐体を採用したモデルとしてPavilion 550とENVY750が用意されています。Pavilion 550は価格重視のエントリーモデル、ENVY750はコストとパフォーマンスのバランスを重視したミッドレンジモデルです。
詳しくは、Pavilion 550レビュー/ENVY 750レビューを参照してください。
他にミニタワー型筐体を採用したモデルとしてPavilion 550とENVY750が用意されています。Pavilion 550は価格重視のエントリーモデル、ENVY750はコストとパフォーマンスのバランスを重視したミッドレンジモデルです。
詳しくは、Pavilion 550レビュー/ENVY 750レビューを参照してください。
2)ハイパフォーマンスなスペック
ENVY 850は、マシンに負荷のかかる3Dゲームを快適に楽しめるよう設計されたマシンだけあって、非常に高いパフォーマンスを発揮できるスペック構成になっています。主なスペックは次のとおり。
モデル |
ENVY Phoenix 850-090jp |
CPU |
インテルCore i7-5820K/ i7-5960X |
チップセット |
Intel X99 |
メモリ |
8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(8GB×4) PC4-17000 (2133MHz) (最大64GB) |
ストレージ |
HDD:1TB/2TB/3TB(SATA, 7200回転) SSD:256GB/512GB(SAGA) SSD:128GB(PCI Express、M.2) |
増設用ストレージ(2nd) |
なし / 1TB / 2TB / 3TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
増設用ストレージ(3rd) |
なし / 1TB / 2TB / 3TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
グラフィック |
NVIDIA GeForce GTX960/GTX980 |
光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ/ブルーレイディスク
|
メモリスロット |
4 |
拡張スロット |
PCI Express x16×2スロット(空1)、 PCI Express x1×1スロット(空1)、 M.2 x2スロット (空2) |
ドライブベイ |
ウルトラスリムベイx1(空0)、 3.5インチ×4 (空3) |
電源 |
500W
|
CPUにHaswell-E世代のCore i7-5960X(3GHz/最大3.5GHz、8コア16スレッド、3次キャッシュメモリ20Mバイト)かCore i7-5820K(3.3GHz/最大3.6GHz、6コア/12スレッド、3次キャッシュメモリ15Mバイト)を搭載可能。
メモリは新世代メモリ規格であるDDR4に対応。DDR3と比較して2倍(理論値)の高速化を実現しています。8/16/32GBの構成を選択可能。
メモリは新世代メモリ規格であるDDR4に対応。DDR3と比較して2倍(理論値)の高速化を実現しています。8/16/32GBの構成を選択可能。
またゲーミングPCシリーズだけあって、ハイエンドなグラフィックスNVIDA GeForce GTX960(グラフィックスメモリGDDR5を2Gバイト)/GTX980(グラフィックスメモリGDDR5を4Gバイト)が選択可能。
ストレージにはHDDに加えて、128GB(PCI Express, M.2接続)/256GB/512GB(SSD接続)のSSDが選択可能。
また増設用ストレージ(2nd/3rd)も用意されているため、SSDとHDDを同時構成することが可能。大容量ストレージが必要だが、高速にアクセスしたいというニーズに応えることができます。
あとミニタワー型筐体を採用していることもあり、優れた拡張性を実装しています。
メモリスロットは4基、拡張スロットはPCI Express x16×2スロット(空1)、PCI Express x1×1スロット(空1)、M.2 x2スロット (空2)搭載。ドライブベイは3.5インチ×4 (空3)となっています。
ちなみにサイドパネルは、掴みやすい大きめのネジをゆるめるだけで簡単に外すことが可能。ツールレスで筐体内部にアクセスできるのはメンテナンス/拡張がしやすくていいですね。
ストレージにはHDDに加えて、128GB(PCI Express, M.2接続)/256GB/512GB(SSD接続)のSSDが選択可能。
また増設用ストレージ(2nd/3rd)も用意されているため、SSDとHDDを同時構成することが可能。大容量ストレージが必要だが、高速にアクセスしたいというニーズに応えることができます。
あとミニタワー型筐体を採用していることもあり、優れた拡張性を実装しています。
メモリスロットは4基、拡張スロットはPCI Express x16×2スロット(空1)、PCI Express x1×1スロット(空1)、M.2 x2スロット (空2)搭載。ドライブベイは3.5インチ×4 (空3)となっています。
ちなみにサイドパネルは、掴みやすい大きめのネジをゆるめるだけで簡単に外すことが可能。ツールレスで筐体内部にアクセスできるのはメンテナンス/拡張がしやすくていいですね。
通常のパソコンが空冷システムを採用しているのに対し、ENVY 850では長期にわたり安定したパフォーマンスを発揮できる水冷システムを採用。水冷システムのおかげで熱暴走を心配することもなく安心して使用することが可能です。
こちらがENVY Phoenix 850の水冷システム。
右側面部に大型の吸気孔を配置。効率的なエアフローを実現しています。
水冷システム+大型吸気孔により、高負荷時でのファンの回転数を抑えることができます。実際に使っているとき、負荷がかかっている状態でもファンの音が気になることはありませんでした。かなり静音性は高いと思います。
HDMI 2.0 に対応しているので、4K(最大:4,096×2,160/60Hz)の超高解像度でさまざまなコンテンツを快適い操作できます。さらに、最大4画面モニターでの同時使用もサポートします。
ENVY Phoenix 850ではオーディオにBANG&OLUFSENのテクノロジーを採用。BANG&OLUFSENは、90年の歴史を持つ老舗で、音へのこだわりで高い評価を受けているオーディオメーカーです。
実際に音楽を聴いてみましたが、高音から低音まで非常にバランスがよく、聞きやすいサウンドです。これなら十分サウンドを楽しめると思います。
実際に音楽を聴いてみましたが、高音から低音まで非常にバランスがよく、聞きやすいサウンドです。これなら十分サウンドを楽しめると思います。
専用ソフトウェアによるセルフチューニングが可能。
したがって、自分好みのサウンドにカスタマイズすることができます。
ENVY Phoenix 850は東京の昭島工場で生産されています。国内で生産されているため、短納期を実現できるほか、輸送時に起因する初期不良を減らすことができます。
3)ゲームを堪能できる高性能マシン
次にENVY Phoenix 850のパフォーマンスをチェックしてみました。
レビューしたENVY Phoenix 850の構成は次のとおり。
●CPU:インテルCore i7-5820K
●メモリ:16GB
●グラフィックス:NVIDA GeForce GTX960
●ストレージ:M.2接続SSD+1TB HDD
レビューしたENVY Phoenix 850の構成は次のとおり。
●CPU:インテルCore i7-5820K
●メモリ:16GB
●グラフィックス:NVIDA GeForce GTX960
●ストレージ:M.2接続SSD+1TB HDD
WIN SCORE SHAREでWindowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。さすがにプロセッサ/メモリ/グラフィックス/プライマリストレージのスペックが充実しているため、いずれの項目でも高いスコアになっています。さすがはHPのハイエンドデスクトップ!!
実際作業していても非常に快適。すべて操作に対してキビキビ反応してくれるのでストレスフリーで作業できます。
実際作業していても非常に快適。すべて操作に対してキビキビ反応してくれるのでストレスフリーで作業できます。
CINEBENCHベンチマークテストで、描画処理能力をチェックしてみました
CPU、
グラフィックとも、高い性能を記録しています。
バイオハザード6ベンチマークテストで3Dゲーム使用時のパフォーマンスをチェックしてみました。
結果はランクS。「現在の設定で、とても快適な動作が見込めます。」という評価です。
ラストプラネットのベンチマークテストも実施してみました。
こちらも評価もS。
どちらのゲームでも、動きがすごく滑らかで、細かい部分まで綺麗に描写されていました。これならゲームの世界に没入できると思います。
どちらのゲームでも、動きがすごく滑らかで、細かい部分まで綺麗に描写されていました。これならゲームの世界に没入できると思います。
4)高い質感を誇るデザイン
ENVY Phoenix 850のフロントパネルにはアルミニウムを採用。
高い質感を誇ります。グレーを基調としたデザインになっており落ち着いた印象を与えます。
見る角度によって見え方が異なります。
表面にはヘアライン加工が施されており、高級感を醸し出しています。
上面部の前方も、前面部と同じデザインを採用。
前面部と上面部のつなぎの部分の曲線もすごくいい仕上がりになっています。
液晶モニタを繋げてセットアップするとこんな感じ。
5)カスタマイズ可能なLEDイルミネーション
フロントパネルの中央部には、LDEイルミネーションを配置。
中央部分のみが点灯する仕様になっています。
前面部の脇にある通気孔もほのかに点灯します。
専用ソフトウェアにより色を選択できるほか、CPU使用率や温度によってもさまざまな色に変化させることができます。たとえばCPU使用率が低い状態では青、高い状態では赤色に変化します。一目でCPU使用率が分かるので、どのくらいマシンに負荷がかかっているのかを即座に認識できます。このあたりの仕掛けはいかにもゲーミングマシンらしいですね。
色を変更するには、HP Phoenix Controlアプリケーションを使用します。
照明モードには、「単色」「カラーショー」「CPU温度」「CPUの使用状況」「オフ」の5つが用意されています。
カラーショーモード。選択した色を順次店頭させることが可能。
「詳細設定」では、お好みの色にカスタマイズすることができます。
単色モード。1つの色のみを点灯させることができます。
CPU温度モード。CPU温度が上昇したときに、色で確認できます。
CPU使用状況モード。CPUの使用率が上昇したときに、色で確認できます。
多様な色を点灯させることができるのはいいですね。
6)各パーツをチェック
次にENVY Phoenix 850の各パーツについて詳しく見ていきます。
6-1)前面部
前面部は非常にすっきりとしたデザイン。
中央にブラックのラインを配置しています。
中央上部には光学ドライブが縦向きに配置されています。
6-2)側面部/上面部
右側面部。大きめの通気孔が配置されています。
左側面部。こちらには通気孔は配置されていません。
上面部。
手前側には電源ボタンが、その奥には端子類が配置されています。端子類は逆向きになっているため、前面部からは見えません。
電源ボタンを押すとライトが点灯します。
端子類が逆から見たところ。ここにはUSB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート、メディアカードリーダーが配置されています。
こんな風に接続することが可能。端子が見えないので接続するときはちょっと手間がかかります。
6-3)背面部
背面部。
上段には電源コンセントが配置されています。
中段には拡張用カードのスペースを配置。 この構成では、グラフィックボード(NVIDA GTX960)を搭載しています。映像出力端子として、DVI、HDMI、DisplayPort×3を利用可能です。
下段の右下には、イヤホン、マイク、スピーカーなどの各種音声入出力端子が配置されています。 さらにその下には、USB 3.0ポート×4、Ethenetポート、USB3.0×2が配置されています。
7)筐体内部
HP ENVY Phoenix 850では、右側面部を取り外して、筐体内部に簡単にアクセスできる設計になっています。
筐体内部にアクセスするには、背面部左にあるネジを緩めます。
大きめのネジなので、ツールを使わず指で緩めることが可能。
緩めきってもネジが外れない構造なのでなくしてしまう恐れがありません。
側面部を後ろ方向にずらしてやれば、簡単にカバーを取り外せます
筐体内部。ミニタワー型の筐体を採用しているだけあって、スペースに余裕があります。
左上には光学ドライブ。
ウルトラスリムドライブが縦向きに配置されています。
左下には3.5インチベイ×3が配置されています。
斜め方向に差し込む方式です。
右上には電源ユニット。
最大出力は500Wです。
右下にはマザーボード。
CPUの上部には、PCI Express x16×2スロット、
PCI Express x1×1スロットが配置されています。
CPUの左右にメモリソケットが2つずつ配置されています。
したがって合計4つのメモリソケットが利用可能です。
ちょっとわかりづらいのですが、メモリソケットの右にM.2スロットが見えます。ここにSSDが搭載されています。
前面パネルは簡単に取り外すことが可能。
左上に3.5インチベイが配置されています。
まとめ
以上、ENVY Phoenix 850について見てきました。まとめると次のとおり。
・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイエンドマシン
・最新のHaswell-E世代プロセッサ、DDR4規格のメモリ、高性能グラフィックカードNVIDA GeForce GTX960/980、PCI Express, M.2接続のSSDを搭載可能。妥協のない速さを実現
・ゲームの世界に浸れるよう、フロントパネルにカスタマイズ可能なLEDイルミネーションを配置。
・水冷システム/効率的なエアフローにより高い静音性を確保
このENVY Phoenix 850は、圧倒的な高パフォーマンスマシンを手に入れたいという人にお勧めしたいハイエンドデスクトップ。3Dゲームや動画/画像の編集など、負荷のかかる作業を快適に行いたい人にぴったりのマシンと言えます。
ミニタワー型筐体を採用しているので拡張性にも優れており、多様なオプションを活用して自分のニーズに合った構成にカスタマイズすることが可能です。
怪しく光る、遊び心満載のLEDイルミネーションもいいアクセントになっていると思います。
・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイエンドマシン
・最新のHaswell-E世代プロセッサ、DDR4規格のメモリ、高性能グラフィックカードNVIDA GeForce GTX960/980、PCI Express, M.2接続のSSDを搭載可能。妥協のない速さを実現
・ゲームの世界に浸れるよう、フロントパネルにカスタマイズ可能なLEDイルミネーションを配置。
・水冷システム/効率的なエアフローにより高い静音性を確保
このENVY Phoenix 850は、圧倒的な高パフォーマンスマシンを手に入れたいという人にお勧めしたいハイエンドデスクトップ。3Dゲームや動画/画像の編集など、負荷のかかる作業を快適に行いたい人にぴったりのマシンと言えます。
ミニタワー型筐体を採用しているので拡張性にも優れており、多様なオプションを活用して自分のニーズに合った構成にカスタマイズすることが可能です。
怪しく光る、遊び心満載のLEDイルミネーションもいいアクセントになっていると思います。
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