HP EliteDesk 800 G4 DM/CTレビュー

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EliteDesk 800 G4 DM/CTは、HPの法人向けEliteシリーズに属するデスクトップ。片手で掴めるコンパクトボディを採用しており、省スペースで設置できます。

(上の写真の上から2番目がEliteDesk 800 G4 DM)

HP法人向けセパレートタイプデスクトップは、筐体の大きさに応じて下のとおりDM/SF/TWの3つに大別されます。
筐体 DM SF TW
  超小型 省スペース タワー
大きさ
小   ←                        →   大
EliteDesk 800 G4 DMは、この中でDMに分類されており、超コンパクトな筐体を採用しています。つまり省スペース性を重視したモデルと言えます。

イベントにEliteDesk 800 G4 DMが展示されていたので、ここではEliteDesk 800 G4 DM/CTの特徴、スペック等について解説します。
目次
(*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください)

1)コンパクトなボディ

EliteDesk 800 G4 DM/CTの最大の特徴はその筐体の小ささ。大きさは、177×175×34mmということで、片手で軽々掴める大きさです。

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500mlのペットボトルの高さが217mmなのでそれよりも小さなボディです。

重量も約1.05kgしかないので、簡単に持ち上げて動かすことができます。

横置きだけでなく縦置きも可能。より設置スペースを減らすことができます。

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モニターマウントキットを使えば、上の画像のように液晶の背面に設置することができます。これなら、EliteDesk 800 G4 DM用の設置スペースが不要になるので、置き場所がなくて困っている人、よりスペースを広くとりたい人にオススメです。

2)高いパフォーマンスを発揮できる

EliteDesk 800 G4 DM/CTのもう一つの大きな特徴として、コンパクトボディながら、高い性能を発揮できる点が挙げられます。

主なスペックは次の表のとおり。
機種名 EliteDesk 800 G4 DM/CTスペック
CPU 第8世代インテル Core i3-8100T プロセッサー(3.10 GHz /インテル スマート・キャッシュ6MB)

インテル Core i5-8500T プロセッサー (第8世代2.10 GHz-最大3.50GHz/インテル スマート・ キャッシュ9MB)

第8世代インテル Core i5-8600T プロセッサー (2.30 GHz-最大3.70GHz/インテルスマート・ キャッシュ9MB)

第8世代インテル Core i7-8700T プロセッサー (2.40 GHz-最大4.00GHz/インテル スマート・ キャッシュ12MB)
メモリ PC4-21300(2666MT/s
4GB(4GB×1) / 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2) ( 最大32GB)

メモリソケットは2基
ストレージ SATA HDD/600(7,200rpm) : 500GB / 500GB Opal準拠 SED / 1TB

SSD M.2(NVMe) : 128GB(TLC Value) / 256GB(TLC Value) / 512GB(TLC Value) / 256GB(TLC) / 512GB(TLC)
グラフィックス インテルHDグラフィックス630
光学ドライブ なし
映像出力端子 標準ポート:DisplayPort×2

選択可能ポート:VGA/HDMI/DisplayPortのいずれか1つ

端子類 USB3.0×6(前面 2・背面 4)、 USB TypeCx1(前面1)
寸法/
重量
177×175×34 mm
約1.05kg
標準保証 3年+ Premiumサポート icon
これだけコンパクトなマシンであれば、ボディの小ささを優先させるため、性能面で妥協することが多いのですが、このスペックを見てわかるとおり、EliteDesk 800 G4 DM/CTではパフォーマンス面を犠牲にすることはなく、高い性能を発揮できます。

CPUには、処理性能に優れたインテルCoreプロセッサを搭載。第8世代インテルCore i3/i5/i7の中からニーズに合わせて選べます。

メモリソケットは2基搭載。4GB/8GB/16GB/32GBでカスタマイズできます。

ストレージはHDDに加えて、高速アクセス可能なSSDも選択できます。SATA接続タイプよりも高速なNVMeタイプを搭載。処理性能にこだわるのであればSSDを選択したいところですが、SSDの場合、最大容量は512GBです。

グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテルHDグラフィックのみを選択可能。光学ドライブは非搭載です。

最もパフォーマンスに優れた構成にした場合、インテルCore i7プロセッサ/32GBメモリ/512GB SSDとなり、性能面だけ見れば、タワー型のデスクトップPCにひけをとらない構成に仕上げることが可能です。

グラフィックが高性能なカードタイプではないので、動画/画像の編集など、画像処理能力を必要とする作業は厳しいですが、それ以外の一般的なタスク(Web閲覧/SNS/ビジネスアプリの操作/動画再生等)であれば、ストレスなく作業できるレベルの性能を確保できると思います。

EliteDesk 800 G4 DMは東京で生産されています。輸送距離が短くなるため、輸送で発生するトラブルが発生リスクを減らすことができます。

3)各パーツをチェック

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前面部。1)USB Type-C 3.1×1、2)USB3.1 Gen1、3)USB 3.1 Gen1 Fast Charging、4)ヘッドホン端子、5)マイク端子、6)電源ボタンが配置されています。

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背面部。7)WLANアンテナ(オプション)、8)DisplayPort端子×2、9)USB 3.1 Gen2×2、10)ディスプレイ用オプションポート(VGA, HDMI, DisplayPortのいずれか )、11)USB 3.1 Gen1 ×2、12)LAN端子が配置されています。

4)HP Elite Premiumサポートを受けることができる

HP EliteDesk 800 G4 DM/CTを購入すると、標準保証よりワンランク上のサポートのHP Elite Premiumサポートを受けることができます。

専用の回線が設置されるため迅速な対応が期待できるほか、ワンストップでのサポートが可能です。また、標準の保証内容と比べ受付時間が延長されるほか、修理時間の短縮にも対応しています。

詳しくは、HP Elite Premiumサポート詳細情報 icon(HP Webサイト)を参照してください。

まとめ

以上、HP EliteDesk 800 G4 DM/CTの特徴・スペックについて見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・非常にコンパクトで縦置き/横置き可能なため、置き場所に困らない
・コンパクトマシンながらカスタマイズ性に優れる
・高い基本性能を発揮できる(第8世代インテルCore iプロセッサ/SSD搭載可能)
・Elite Premiumサポートを受けることができる


HP EliteDesk 800 G4 DM/CTは、省スペース性を重視しつつ、パフォーマンスにも妥協したくないという企業にお勧めです。

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