Spectre x360 13-ac000レビュー

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Spectre x360 13-ac000は13.3インチ液晶搭載ノート。液晶を360度回転させて利用できる2-in-1ノートですが、洗練されたデザインとコンパクト/スリムなボディを備えています。

(*追記:本モデルの販売は終了しています。最新モデルはSpectre x360 13(2018年月モデル)です。→Spectre x360 13レビュー)

Spectre x360レビュー

同じようにデザインにこだわったノートとしてSpectre 13が用意されていますが、こちらは2-in-1ノートではありません。

ここでは、Spectre x360の特徴・スペック等について詳しくレビューします。

(*13.3インチ液晶搭載のMac Book Proと比較してみました→Spectre x360とMac Book Proの比較)
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)4つのスタイルで使用可能

Spectre x360は液晶を360度回転させて使用することが可能。ノートブックモード/テントモード/タブレットモード/スタンドモードの4つのモードで利用することができ、状況/ニーズに合わせて使い分けることができます。

Spectre x360 13-ac000 ノートブックモード

ノートブックモード。長文を打ちたいときに使うモードです。

液晶を回転可能

液晶部分をぐるっと回転させることが可能。力は必要ありません。

Spectre x360 13-ac000 テントモード

テントモード。狭い場所に置きたいときに便利。

Spectre x360 13-ac000 スタンドモード

スタンドモード。飛行機や新幹線/列車の中で、座席の前の机に置いて動画を見るときなどに使えます。

Spectre x360 13-ac000 タブレットモード

タブレットモード。指で直感的に利用したいときに便利です。

キーボード無効

液晶を反転させるとキーボードは無効になります。

タブレットモードにしたところ

タブレットモードにすると、キーボード部分と液晶部分がちょっと反り返る形になりますが、

タブレットモード

持っていて、それほど違和感はありません。

タブレットモードは机や膝の上で使う

重量が約1.31kgあるので、ずっと片手で持つのはちょっと難しいですね。机の上などに置いて使うことになると思います。

4つのモードに自在に切り替えて使えるので、非常に利便性が高いと思います。

2)エレガントなデザイン

Spectre x360 13-ac000 アルミ削り出しボディ

Spectre x360はアルミ削り出しのボディを採用しています。

Spectre x360 デザイン

反射が綺麗

光が当たった部分がすごく綺麗ですね。

側面部が綺麗

背面部 デザイン

背面部のデザインもしっかり作り込まれています。

側面部 光沢加工

側面部には光沢加工が施されており、艶があります。

キーボード部分

キーボード部分もスタイリッシュです。

ナローベゼル

液晶の左右のベゼルは極薄。
わずか5.9mmしかありません。このナローベゼルのおかげで、外枠の存在が気にならず、画面に集中することができます。

ベゼル 狭い

指と比べるとこのとおり。その薄さがよくわかります。

Spectre x360 13-ac000 Webカメラを上部に配置

Spectre x360では左右のベゼルが薄くなっていますが、上部は厚め。これはこの部分にWebカメラを配置するためです。

他社のナローベゼルモデルの場合、カメラが液晶の下部に配置されているものがありますが、これだと下から見上げる形になるため、女性からの受けがあまり良くないとのこと。細かいところまで配慮されているんですね。

3)2色のカラーリングを用意

Spectre x360 13-ac000 アッシュブラック ナチュラルシルバー

Spectre x360には、アッシュブラック/ナチュラルシルバーの2色のカラーリングが用意されています。イベントで両方のカラーリングモデルが展示されていました。上の写真の左がアッシュブラック、右がナチュラルシルバーです。

アッシュブラック落ち着いた感じ

アッシュブラックの方が落ち着いた感じで、ナチュラルシルバーの方がちょっと上品な感じですね。

アッシュブラックとナチュラルシルバーを比較

ナチュラルシルバー 女性を意識

ナチュラルシルバーは女性を意識したカラーリングなんだそうです。

以前のSpectreシリーズはブラックベースのカラーリングしかなかったのですが、やはり明るめのカラーリングが欲しい、というユーザーの声に応えたとのこと。

明るめのシルバー

明るめのシルバーで、軽快な感じがします。

天板と底面は同じ色

天板部と底面部は同じ色なので統一感があります。

側面部には光沢加工

側面部もシルバーですが、こちらは光沢加工が施されており、デザイン上のアクセントになっています。

Spectre x360 13-ac000 アッシュブラック

こちらはアッシュブラック。

落ち着いた雰囲気

キーボードおよびキーもブラックなので落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

統一感のあるデザイン

こちらも天板部と底面部は同じカラーリングになっています。

ゴールドを使用

側面部にはゴールドが印象的に用いられています。光沢がすごく美しい!

4)2-in-1ノートとしてはスリム/軽量

Spectre x360 13-ac000 スリムなボディ

従来の2-in-1は重くてかさばるというイメージがありますが、Spectre x360は2-in-1ノートとしては非常にスリム・軽量です。

非常にスリム

薄さは、13.9(最薄部)-14.9(最厚部)mm。最厚部でも15mmしかないので非常にスリムですね。
横から見ると、非常にシャープなデザインになっているのがわかります。前の方が薄く、後ろの方が厚め。

液晶を開く

液晶を開いたところ。

持ちやすい厚さ

この薄さだと非常に持ちやすいです。さっとつかんで持ち歩くことが可能。

持ってみたところ

重量は最小構成で約1.31kg。ちょっと持ち歩くぐらいなら苦にならない重さです。

外に持ち出すことが可能

これなら外に持ち出して、4つのスタイルで自分のニーズに合った使い方ができると思います。

かばんからの出し入れ

スリムなので鞄からの出し入れもスムーズに行えます。

5)優れた基本性能

Spectre x360 13-ac000の主なスペックをチェックしてみましょう。
機種名 ベーシック スタンダード スタンダードプラス プロフェッショナル パフォーマンス
カラーリング アッシュブラック/ナチュラルシルバー
液晶 13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080)/
13.3インチ・4K・IPSタッチディスプレイ (3840×2160)
CPU インテル Core i5-7200U インテル Core i7-7500U
メモリ 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) 16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM)
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) 1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
光学ドライブ -
グラフィックス インテル HDグラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵
端子類 USB3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3 対応、電源オフUSBチャージ機能対応 )、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
ペン なし 同梱
バッテリ駆動時間 約 15 時間 約9時間
寸法 約 307×219×13.9(最薄部)-14.9(最厚部)mm
重量 約1.31kg
最小構成価格
(税別)
133,800円 159,800円 169,800円 177,800円 179,800円
現在、ベーシック/スタンダード/スタンダードプラス/プロフェッショナル/パフォーマンスの5つのパッケージが用意されています。

CPUはインテル第7世代Core i5/i7プロセッサ、メモリは8/16GB、ストレージは高速アクセス可能なPCIe NVMe M.2接続SSDを選択できます。しかもSSDは、256GB/512GB/1TBの中から選べます。大容量のSSDを選択できるのはいいですね。 写真や動画を扱う人も安心です。光学ドライブは搭載されていません。

コンパクトな13インチノートとしては十分な仕様だと思います。グラフィックスがCPU内蔵タイプのインテルHDグラフィックスですが、このクラスのノートで処理するタスク(Web閲覧/メール/SNS/ビジネスアプリ/動画再生)であれば、特に問題はなく、きびき動作してくれます。

Spectre x360 13-ac000 Windowsエクスペリエンスインデックス

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアで、パフォーマンスをチェックしてみました。

レビューしたSpectre x360のスペックとスコアは次のとおり。

CPU:インテル Core i7-7500U→7.3
メモリ:16GB→7.9
ストレージ:512GB SSD (PCIe NVMe M.2)→9
グラフィックス:インテルHDグラフィックス→6.3

Spectre x360に搭載されている端子類は、USB3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3 対応、電源オフUSBチャージ機能対応 )、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1。

USB端子は、標準サイズのUSB 3.1端子が1つ、USB Type-Cが2つという構成です。USB Type-Cは端子の表裏の向きがないので接続が簡単です。さらにUSB Type-Cは2つともThunderbolt 3に対応しており、「電源オフUSBチャージ / データ転送 / PC本体の充電 / 映像出力」が可能です。

USB 3.0/3.1に比べて高速なデータ転送が可能なほか 、変換ケーブル(オプション)を利用することで外部モニタに映像を出力できます。すべてのUSB端子で電源オフUSBチャージが可能です。

SDカードリーダーは搭載されていないので、SDカードを頻繁に使う人は注意が必要です。

最大バッテリ駆動時間は、フルHD対応モデルで約15時間、4K対応モデルで約9時間となっています。やっぱり4Kモデルは電力の消費量が多いんですね。フルHD対応モデルの場合は、外出先でバッテリ残量を気にしなくて済むレベルだと思います。

また急速充電にも対応しており、30分で約50%の充電が可能。これなにげに便利な機能だと思います。

Spectre アクティブペン

あと、上位3つのモデルにはSpectre アクティブペンが同梱されます。

6)高い堅牢性/耐久性

Spectre x360はエレガントなデザインでスリムなボディも実現していますが、アルミ削り出しボディを採用していることで堅牢性もしっかり確保しています。

ボディは天面加圧試験300kgfをクリアしているため、満員電車などで強く押されても安心です。

実際に持ってみても、ボディがたわんだりすることなく、堅牢性の高さを強く感じました。

ヒンジテスト

また液晶を360度回転できるためヒンジに大きな負担がかかりますが、ヒンジ部分は、2万5,000回以上もの可動テストをクリアしています。

7)優れたサウンド性能

Spectre x360 13-ac000 BANG&OLUFSENスピーカー

Bang & Olufsenと共同開発することで、Spectre x360ではサウンドにこだわっています。

キーボード上部スピーカー

スピーカーはキーボードの上部に2つ、

底面部スピーカー

底面部の左右に2つの合計4つを搭載。これらの位置にスピーカーがあると、手で音が遮られることがありません。

スピーカー

実際に音楽を聴いてみましたが、4つのスピーカーを搭載していることにより、包み込むようなサウンドを楽しめます。

高音は艶があるし、重低音も響くので、音のバランスがいいですね。音楽はもちろん、動画も堪能できます。

8)各パーツをチェック

液晶パネル

液晶は光沢パネルを採用。

IPSパネル

IPSパネルを採用しているため、広い視野角を誇ります。

色の描写が綺麗

液晶表示は非常に精細感が高く、色の描写も鮮やか。

タッチ対応パネル

すごく綺麗です。もちろんタッチ対応パネルを搭載しています。

フルHD対応パネル

最大解像度がフルHD対応のパネルと

4K対応パネル

4K対応のパネルを搭載したモデルが選べます。

フルHDパネルと4kパネルの比較

イベント会場には、両方のモデルが展示されていました。やはりきめ細やかな表示という点では、4K対応パネルの方に軍配が上がりますね。写真を綺麗に表示させたいニーズがあるのなら、4K対応モデルもいいかも。ただし4K対応モデルの場合、バッテリ駆動時間が短くなるので注意が必要です。

キーボード

キーボード。

セパレートタイプのキー

個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。

Enterキーの右に一列キー

Enterキーの右横にキーが一列配置されているため、慣れるまでは打ち間違えが発生しやすいかも。

キー表面

キーストロークは浅め

キーストロークは約1.3mm。非常にスリムなノートPCなのでちょと浅めですね。

キーピッチ

キーピッチは約19mm。標準サイズのキーピッチを確保しているので、窮屈感はありません。

キーボードにバックライト装備

標準でバックライトを装備しているので、暗い環境でも快適に操作できます。もちろんオフにすることも可能。

タッチパッド

タッチパッドは結構大きめ。クリックボタンが一体となったタイプです。

タッチパッドの反応良好

タッチパッド/クリックボタンとも反応は良好。思った通りに反応してくれます。

パームレスト

パームレスト部分も、ちょっと触った感じではべとつきにくくていいですね。

左側面部

左側面部。USB 3.1×1、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ端子、排気孔、電源ボタンが配置されています。

右側面部

右側面部。

USB Type-C

音量ボタンとUSB Type-C(Thunderbolt 3対応)×2が配置されています。

背面部

背面部。ヒンジのみが配置されています。

底面部

底面部。中央に通気孔が配置されているのが見えます。

前面部

前面部。液晶部分を開くときに爪を引っかけるための窪みが配置されています。

同梱物をチェック

同梱物

同梱されるACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタ

ACアダプタは、一部分が欠けた形状になっており、ここに電源ケーブル/プラグを接合する仕組みになっています。

ACアダプタ 持ちやすい

平べったい形状をしているので持ちやすいですね。

電源ケーブルを接続したところ

電源ケーブルを接続したところ。

ACアダプタと電源ケーブルの重量

ACアダプタ+電源ケーブルで重量は356g。

コンセントのみのパーツ

また、コンセントのみのパーツも用意されています。持ち歩く際にはこちらの方が軽くなるので便利ですね。

ACアダプタとコンセント部分を接続

コンセントのみのパーツを接続したところ。

ACアダプタ+コンセントのみのパーツの重量

こちらだと重量は256g。ケーブルを使ったときよりも100g軽くなっています。

電源ケーブルはUSB Type-Cで接続

ACアダプタとの接続にはUSB Type-C端子を使用します。

USB Type-C接続

どちらのUSB Type-Cでも充電可能

右側面部にある2つのUSB Type-C端子のいずれでも充電可能です。

専用スリーブケース

Spectre x360には、標準で専用スリーブケースが同梱されています。

傷防止

持ち歩くときにケースに入れれば、傷がつくのを防げます。

まとめ

Spectre x360 13-ac000 レビューまとめ

以上、Spectre x360について詳しくレビューしました。特徴をまとめると次のとおり。

・4つのスタイル(ノート/テント/スタンド/タブレット)で使用可能
・高い質感を実現したエレガントなデザイン
・2色のカラーリングを用意
・スリム/軽量
・優れた基本性能
・高い堅牢性/耐久性
・優れたサウンド性能


デザインにこだわった自由度の高いコンパクトノートを検討しており、薄さ/軽さも重要視している人にオススメです。

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(更新日:2019年5月16日)