HP Spectre x2とSurface Proを徹底比較

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HP Spectre x2とマイクロソフトSurface Pro(2017年モデル)は、いずれも12.3インチ液晶搭載のタブレットPC。

タブレットでありながら非常に高いパフォーマンスを発揮できる仕様になっており、カバーを兼ねたキーボードドックを接合することでノートPCのように使うことが可能。携帯性を重視しつつ、パフォーマンスも犠牲にしたくない人におすすめのPCに仕上がっています。

ここでは、HP Spectre x2とマイクロソフトSurface Pro(2017年モデル)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく比較しています。

Spectre X2の詳しいレビューはこちら
目次
(*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください)

1)ボディの大きさを比較

機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
寸法 294×207×8.0mm 292.1×201.42×8.5mm
重量 0.775kg 0.770kg

写真の左がSpectre X2、右がSurface Proです。

ボディの大きさの点ではほぼ同じ。ちょっとだけSpectre X2の方が大きいですが、

薄さではSpectre X2の方が0.5mm薄くなっています。
実際に使ってみて大きさの違いはそれほど感じないですね。重量もほぼ同じです。どちらもスリムなボディなので携帯しやすいと思います。

2)ボディの質感を比較

デザインは大きく異なります。Spectre X2は、HPのラグジュアリーシリーズに位置づけられているため、落ち着いたデザインを採用。

Spectre X2では、アッシュブラックのボディに、アクセントとしてゴールドが使われており、高級感を醸し出しています。一方のSurface Proはシルバーを基調としたシンプルなデザイン。

個人的にはSpectre X2の方が質感は上だと思います。女性に受けそうですね。人の目をひきたいという人におすすめです。

3)キックスタンドを比較

Spectre X2とSurface Proにはキックスタンドが装備されており、自立させることが可能。スタンドがあるおかげで、操作がしやすくなるのですが、キックスタンドの形状はそれぞれ異なります。
上の写真のように、Spectre X2の方はスタンドがフレーム状になっているのに対し、Surface Proでは背面部の半分が開いて本体を支える構造になっています。

傾けられる角度は異なります。上の画像のようにSurface Proの方が深く傾けることが可能です。

4)液晶を比較

Spectre X2とSurface Proの液晶に関するスペックを比較すると次のとおり。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
液晶 12.3インチIPSタッチディスプレイ
12.3インチIPSタッチディスプレイ
最大解像度 3000×2000 2736×1824
輝度 450nit 436nit
ピクセル密度 293ppi 267ppi

液晶の大きさはどちらも12.3インチですが、最大解像度/輝度/ピクセル密度ではSpectre X2の方に軍配が上がります。

実際に見比べてみましたが、どちらも表示は十分にきれいです。

じっと観察していると、Spectre X2の方がちょっと青みがかっている感じですね。一方のSurface Proの方はちょっと赤みを帯びている感じ。といっても、見比べてみて初めてわかることで、そんなにきつく出ているわけではありません。

両モデルともIPSパネルを採用しているので、視野角も広く、斜め方向からでもしっかり表示を確認できます。

5)性能を比較

Spectre X2とSurface Proの主な基本スペックは次のとおり。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
CPU インテル Core i5-7260U/
インテル Core i7-7560U
第7世代インテルCore m3/
第7世代インテルCore i5/
第7世代インテルCore i7
メモリ 8/16GB 4/8/16GB
ストレージ 512GB/1TB SSD 128/256/512GB 1TB SSD
グラフィックス Iris Plus 640 インテルHDグラフィックス 620
Surface Proの方がカスタマイズの幅が広いですね。インテルCore m3プロセッサを選べるのでコスパ重視のモデルに仕上げることができます。

ストレージはどちらのモデルも高速アクセス可能なSSDのみを選択可能になっています。

Spectre X2ではグラフィックス機能を強化したIris Plus 640を搭載しています。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアで両モデル(インテルCore i5搭載モデル)のパフォーマンスをチェックしてみました。

レビュー機のスペックとスコアは次とおり。

機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
CPU インテル Core i5-7260U

7.6
インテル Core i5

7.4
メモリ 8GB

8.1
8GB

7.6
ストレージ 512GB SSD

9.2
256GB SSD

8.75
グラフィックス Iris Plus 640

8
インテルHDグラフィックス 620

6.5
スコア的にはSpectreの方が上なのがわかります。

描画処理能力をテストできるCINEBENCHも試してみました。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
OpenGL 51.72fps 43.09fps
CPU 327cb 306cb
こちらもSpectre X2のスコアが上回っています。
実際に操作してみて、Web閲覧/動画再生といった、比較的負荷のかからないタスクであれば、どちらのモデルも快適に処理できました。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
バッテリ駆動時間 8時間(急速充電対応) 13.5時間
冷却ファン あり なし
バッテリ駆動時間はSpectre X2が8時間、Surface Proが13.5時間となっており、Surface Proの方に軍配が上がりますが、Spectre X2は急速充電に対応しており、30分で50%充電できます。急送充電で短時間で充電できるのは便利だと思います。
Spectre X2は冷却ファンあり、Surface Proは冷却ファンなしの構造になっていますが、実際に使っていて、ベンチマークなど負荷のかかる作業を処理中に、Spectre x2でファンの音がうるさく感じることはありませんでした。

6)インターフェイスを比較

次に、搭載しているインターフェイスを比較します。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
端子類 USB Type-C ×2/microSD
(USB-C tp USB-A変換アダプタ付属)
USB3.0×1/microSD
タブレットPCだけあって、搭載しているインタフェースは少なめ。

Spectre X2ではUSB Type-C ×2とmicroSDスロット、Surface Proでは通常タイプのUSB3.0端子が1つとmicroSDカードスロットが用意されています。

Spectre X2の方が端子を2つ搭載していますが、いずれもType-Cのみ。ただし、USB-C tp USB-A変換アダプタが1つ付属しているので、アダプタを利用すれば通常のUSB端子を持つデバイスを接続できます。

Surface Proでは1個しかUSB端子が用意されていませんが、通常のUSB端子を持つデバイスをそのまま接続できます。

7)サウンドを比較

機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
オーディオ BANG&OLUFSENデュアルスピーカー デュアルスピーカー
Spectre X2には、優れたサウンドシステムを提供することで定評のあるBANG&OLUFSENのデュアルスピーカーが搭載されています。

サウンドを聞き比べてみましたが、どちらもタブレットPCとしては十分なレベルのサウンドを楽しめますが、個人的にはSpectre x2のほうがバランスが良く、中音域もしっかり出ていて好きですね。

8)キーボードドック/カバーを比較

Spectre X2/Surface Proの両モデルとも、キーボードドックを兼ねたカバーを装着することでノートPCのように使うことができます。
ちなみにSpectre X2ではキーボード/カバーは付属していすが、Surface Proではオプションとして別途購入する必要があります。

キーボードの脱着はすごく簡単。磁石で接合します。

キーボードを使ってみた感想は次のとおり。

・どちらのモデルもキーボードに傾斜がつくような仕様になっているの入力しやすい。またキーピッチも広く窮屈な感じはしない
・Surface Proでは右上のBackSpaceキーがちょっと小さめ。慣れるまでは打ち間違えやすい
・Surface Proのキーボードを押すとちょっと柔らかめ。
・Spectre X2のキーボードのほうが押したときの反発がいい感じ。

個人的には、キーボードの完成度はSpectre X2のほうが上だと感じました。通常のノートPCに近く、違和感なく使えます。

ちなみに両モデルともキーを強く押すとキーボード部分がちょっとたわみますが、普通に使っている分にはどちらもそれほど気にはなりませんでした。

どちらもキーボードにバックライトが用意されています。Surface Proでは、三段階の明るさ調整ができますが、Spectre X2では明るさの調整はできません。オン/オフの切替のみです。

Surface Proのカバーはスウェード生地状になっており、触るとやわらかいです。べとつきや汚れも気になりません。一方のSpectre X2の方はさらっとした仕上がりになっています。

キーボード周辺部分も同じような仕上がりになっています。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
寸法 カバー一体:294×213×13.2mm カバー一体:292.1×201.42×13.35mm
重量 カバー一体:1.14kg カバー一体:1.08kg
カバーを装着したときの寸法と重量は上のとおり。
PC本体+カバーで約1.1kgなので携帯性は高いと思います。

9)価格を比較

Spectre X2とSurface ProのインテルCore i5/8GBメモリ搭載モデルの価格を比較してみました。
機種名 HP Spectre x2 Surface Pro
CPU インテル Core i5-7260U インテルCore i5
メモリ 8GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256 SSD
ペン アクティブペン付属 別売
(11,800円)
キーボード キーボード付属 別売
(19,400円)
本体価格
(直販サイト)
(税別)
159,800円 146,800円
(△13,000円)
本体+ペン+キーボード価格
(直販サイト)
(税別)
159,800円
(△18,200円)
178,000円
本体価格だけで比較すれば、Spectre X2の方が13,000円高いですが、Spectre X2の本体価格にはアクティブペンとキーボードの価格が含まれています。

Surface Proでは別売りなので、本体+ペン+キーボードの価格を比較するとSpectre X2の方が18,200円安くなります。

本体のみで使うというのであればSurface Proの方がお得ですが、このスタイルのタブレットPCの場合、キーボードやペンを活用したい、という人は多いと思います。そうした人には、全部込みで安いSpectre X2の方が魅力的に見えるでしょうね。

まとめ

以上、Spectre x2とSurface Proについて詳しく比較してきました。

どちらもスペックが充実しているうえに、携帯性も優れており、非常に完成度が高いですね。

どちらを選んでも満足度は高いと思いますが、本体に加えてペンとキーボードを使うことを想定しているのであれば、価格面での訴求力の高いSpectre X2の方がオススメだと思います。

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