特徴/HP Pavilion p7-1040jpレビュー

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Pavilion p7-1040jpは、HPの2011年夏モデルであり、拡張性に優れたミニタワー型の筐体を採用しています。HPのデスクトップでミニタワーを採用しているモデルとして、h8シリーズp7の2つが挙げられますが、h8が高いパフォーマンスの提供を目的としたハイエンドモデルなのに対し、p7は低価格を重視しているという違いがあります。つまりp7シリーズは、ほどほどのパフォーマンスを低価格で手に入れたいユーザー向けのデスクトップです。

HP Pavilion p7-1040jpレビュー

p7シリーズのデザインは、従来のモデルから刷新され、よりすっきりとしたスタイリッシュなものになりました。

p7シリーズにはp7-1020jpp7-1040jpの2つのモデルが存在しますが、この2つのモデルの大きな違いは搭載できるCPUの種類です。p7-1020jpでは、インテルPentium、Core i3/i5プロセッサの中から選択できますが、p7-1040jpでは、インテルの高性能プロセッサCore i3/i5/i7の中から選択できます。つまり、性能面ではp7-1020jpよりもp7-1040jpの方が上ですが、価格面では、p7-1020jpの方がp7-1040jpよりも安くなります。したがって自分のニーズに合わせてモデルを選ぶとよいでしょう。それほど負荷の高くない作業を行う場合にはコストパフォーマンスに優れたp7-1020jpが、性能を重視する場合にはp7-1040jpがお勧めです。

p7-1040jp

p7-1040jpの前面部は、他のPavilionデスクトップシリーズと同様、ピアノブラックを基調とした、光沢加工処理されたデザインを採用。非常につややかで、高級感を演出してくれます。低価格デスクトップにありがちな安っぽさはどこにも感じられません。

端子

上面部の一番上に15in1メディアスロットが配置されています。

p7-1040jp前面部

その下には光学ドライブが配置されています。

p7-1040jp前面部

光学ドライブベイの下のカバーを指で下にずらすと、イヤホン端子、マイク端子、USB 2.0×4端子が姿を現します。

p7-1040jp背面部

背面部。中段には拡張用スロットが4つ配置されています。

p7-1040jp背面部

その下には、イヤホン、マイク、スピーカーなどの各種音声入出力端子が配置されています。
さらにその下には、DVI出力端子、HDMI端子、USB 2.0ポート×4、Ethenetポート、光オーディオ出力端子が配置されています。Ethenetポートはギガビット対応なので、自宅にギガビット環境を構築している場合、高速なデータ送信を実行することができます。また、このp7-1040jpでは、USB端子が、前面部に4つ、背面部に4つの計8個搭載されていることになります。

p7-1040jp筐体内部

p7-1040jpは、ミニタワーシャーシを採用しているため、拡張性は十分です。メモリスロット×4、5.25インチベイ×2、3.5インチベイ×2、 PCI Express x16を1スロット、PCI Express x1を3スロット、 PCI Express x1 mini cardを1 スロットを装備しているため、購入後に拡張する必要が生じても安心です。ネジを外すだけで簡単に筐体内部にアクセスできます。

p7-1040jpとp7の比較

HPのデスクトップシリーズh8と比較してみました。大きさでは、h8の方が背が高く、デザイン面でも、h8の方が直線を基調としてすごくシャープな印象を与えます。p7の方は少し丸い感じです。

h8とp7の比較

斜め方向からみると、デザイン面の違いがよくわかると思います。

Windowsエクスペリエンスインデックス

Windowsエクスペリエンスインデックスの値は基本スコアが5.2(最高得点は7.9)。CPUは第二世代Core i5プロセッサを搭載しているため、高いスコアを記録していますが、他の項目はすべて5点台。特にインテルHDグラフィックス搭載のグラフィック性能が相対的に低めの値です。なのでハイエンドのパフォーマンスを発揮するというわけにはいきませんが、基本性能はしっかりしているため、一般的な用途で不足を感じる場面は少ないと思います。

CrystalMark 3.0

ベンチマークテスト(CrystalMark 3.0)を使用してp7-1040jpのパフォーマンスをチェックしてみました。このベンチマークは、ストレージの読み書きをテストすることにより、そのパフォーマンスを確認します。4KB単位のランダムアクセスの値が低いですね。

CrystalMark 2004R3

ベンチマークテスト(CrystalMark 2004R3)を使用してp7-1040jpのパフォーマンスをチェックしました。グラフィックス関連の値が低めです。

バイオハザードのベンチマーク

バイオハザードのベンチマークテストを実行してみました。インテルHDグラフィックスを搭載しているため、グラフィック性能は低めです。従って、結果はランク「C」を獲得。「動画が重くプレイに支障があります」という評価です。処理負荷の重い3Dゲームはちょっと難しいかもしれません。

p7-1040jp

このp7-1040jpは、拡張性に優れたミニタワー型筐体のデスクトップをお手頃価格で手に入れたいという方におすすめのデスクトップです。拡張性に優れており、さまざまなオプションも用意されているので、自分の望む構成にカスタマイズすることができます。

HPデスクトップPavilion p7-1040jpレビュー

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