HP EliteBook 840 G11レビュー

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HP EliteBook 840 G11は、14インチディスプレイ搭載の法人向けモバイルノートPC。

HP EliteBook 840 G11 レビュー

HP EliteBook 840 G11の主な特徴は次のとおり。

  • 14インチディスプレイ搭載のコンパクトPC
  • AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭載
  • ビジネス向けらしくキーボード/タッチパッドの使い心地がいい
  • シルバーを基調とした上質なデザイン

メーカーからHP EliteBook 840 G11をお借りすることができたので、ここではHP EliteBook 840 G11の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。

ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機の構成】
インテルCore Ultra 5 125Uプロセッサ/16GBメモリ/256GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
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14インチパネル搭載のコンパクトPC

本モデルは縦横比16:10の14インチパネルを搭載したコンパクトノートPC。

13.3インチノートPC、16インチノートPCを並べてみました(左:13.3インチ、真ん中:レビュー機、右:16インチ)。

コンパクトボディのため扱いやすいです。

厚さは約19.2mm。それほどスリムではありませんが、掴みづらさは感じないですね。

重量は実測値で1.421kg。

気軽に外に持ち出すにはちょっと重いですが、たまに持って行くぐらいなら対応できるかな。

僕の持っているビジネスバッグや

デイパックからも非常にスムーズに出し入れできました。

2)質感の高いデザイン

シルバーを基調としたデザインを採用しており、落ち着いた雰囲気。

マグネシウムボディを採用しているため質感は高め。

光の反射が綺麗です。

触るとサラサラしており、汚れはつきにくい印象。

キーボードはグレー、その周囲と

底面部はシルバーを採用。

背面部の中央に「ELITEBOOK」が印字されています。

3)スペックをチェック

スペックについて見ていきます。

  EliteBook 840 G11
ディスプレイ 14.0インチ(16:10) WUXGA (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m²)
CPU インテルCore Ultra 5 125U
インテルCore Ultra 5 135U
インテルCore Ultra 7 155U
インテルCore Ultra 7 165U
メモリ 16GB(8GB×2)SO-DIMM DDR5-5600
ストレージ 256GB/512GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
グラフィックス インテル グラフィックス (CPU内蔵)
外寸(mm) 約 315.6 x 224.35 x 19.2 (最厚部、突起部含まず、9.04(前部)、16.35(後部))mm
最小重量(kg) 約1.417kg~

■CPU

CPUはAI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを採用。AI処理を効率的に実行することができます。

■メモリ

メモリは標準で16GB(8GB×2)搭載モデルを選べます。

メモリ容量   説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

16GBの容量があれば、一般的なタスク(ネットを見る/動画を再生する/表計算ソフトを普通に使うなど)であれば、ストレスを感じるシーンは少ないと思います。

1枚のメモリで構成されるシングルシャネルよりも、高速アクセスできる、2枚のメモリで構成されるデュアルチャネルを採用。

■ストレージ

ストレージは、SSDを搭載。高速アクセスできるため、起動やアプリの立ち上げでストレスを感じるシーンは少ないと思います。

■グラフィックス

グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。高性能グラフィックス搭載モデルは用意されていません。動画再生などの一般的なタスクであれば十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思いますが、描画処理能力を必要とするタスク(動画/画像の編集など)を快適にこなすのはちょっと厳しいと思います。

■スペックまとめ

スペックを見ると、コンパクトPCのため、スタンダードクラスの性能を発揮できる構成に仕上がっていると思います。

■ベンチマーク

負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」を実行したところ、「高品質」で「とても快適」、「最高品質」で「快適」という結果です。

重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は「軽量品質」で「やや重い」、「標準品質」で「重い」、「高品質」で「動作困難」。

重い負荷がかかると、快適動作は厳しいですが、本モデルは、負荷が軽めのタスクがメインとなるコンパクトPCなので、負荷が重い作業を実行するケースは少ないと思います。

実際に使っていて、ネット/動画を見る、といった負荷が軽めのタスクを処理している場合、 ストレスを感じることはほとんどありませんでした。

4)特徴/使い勝手をチェック

EliteBook 840 G11の使い勝手/使い勝手をチェックします。

搭載している端子類

搭載している端子類は次のとおり。

  • HDMI出力端子×1
  • SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2
  • USB Type-C (Thunderbolt 4/USB Power Delivery/DisplayPort対応)×2
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

SDカードリーダーは非搭載です。

【搭載しているUSB端子の種類と配置場所】
USB端子 最大転送速度 個数/場所
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps 1個/左側面部
1個/右側面部
USB Type-C 40Gbps
2個/左側面部

USB端子は、Type-A端子が2つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計4つ搭載されています。

【搭載しているUSB Type-C端子の主な仕様】

2つあるUSB Type-Cの仕様は次のとおり。

USB Type-C 本モデルでの対応 備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能

Thunderbolt 4

最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり

Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。PowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能です。またThunderbolt 4にも対応。最大転送可能速度は40Gbpsです。

約500万画素のWebカメラを搭載

約500万画素のWebカメラを搭載。

鮮明に撮影できる印象を受けました。

カメラシャッター搭載

カメラには、シャッターが用意されているので、カメラを使わない時は蓋をすることができます。

なお、マイクミュート機能も用意されているため、即座に映像・音声をオフにできます。

認証

パームレスト右端に指紋認証センサーを搭載。顔認証にも対応しています。

バッテリ駆動時間

バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。バッテリ容量は56Wh。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う

条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
4%
10%
推定バッテリ駆動時間
約25時間
約10時間

*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。

*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出

条件1の何もしない状態で約25時間、条件2の動画再生した状態で約10時間バッテリが駆動する計算です。

サウンド

スピーカーは底面部の左右に配置されています。

実際に音楽を聴いてみたところ、標準的なサウンド。こもった感じやカシャカシャした感じはあまりないですね。

5)各パーツをチェック

EliteBook 840 G11の各パーツをチェックします。

■ディスプレイ

ディスプレイについて見ていきましょう。

14インチパネル搭載。

最大解像度は1920×1200ドット。

精細感あり、文字も綺麗に表現されます。

色の描写も綺麗。

映像も楽しめました。

色域が狭いパネルを搭載したノートPCと比較すると(上の画像の左がレビュー機、右が色域が狭いパネルを搭載した16ンチノートPC)、色域が狭い方は暖色系が黄色っぽく表現されていますが、 本モデルはある程度忠実な色再現が可能です。

視野角は広め。

非光沢パネルを採用しているため、 映り込みが発生しにくいです。

  メリット デメリット
光沢パネル
  • 色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる
  • 照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
  • ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
★非光沢パネル
  • 映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
  • ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
  • 光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる

タッチパネルは非搭載。

最大輝度が400cd/㎡という明るいパネルを搭載しているため、 室内で使っていて暗く感じることはありませんでした。

パネルは180度近くまで開くことが可能。

片手だけでカバーを開けきることはできませんでした。

キーボード

キーボードについて見ていきましょう。

半角/全角キーが小さめ。

Enterキーは標準サイズ。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5-1.7mm。少し浅めですが、押すと多少反発があり、心地よくタイピングできました。打鍵音も小さめで、個人的には音はあまり気になりません。

キーピッチ(キー間の距離)は約18.7mm。窮屈な印象は受けませんでした。

キーボードバックライトを搭載。

F9キーでオン/オフの切り替え、明るさの2段階設定が可能です。

タッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。結構広めです。

すべすべしていて反応は良好。

クリック部分は軽く押せば反応してくれます。反発があるため心地いいですね。

強めに押さなければならないコスパ重視タイプのタッチパッドとは違い、使いやすいです。クリック音も小さめ。

右側面部

右側面部。USB Type-A、ヘッドホン・マイクコンボ端子を配置。

左側面部

左側面部。HDMI、USB Type-A、USB Type-C×2を配置。

底面部

中央に通気孔が配置されています。

6)同梱物をチェック

HP EliteBook 840 G11の同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタはスリムなタイプを採用。

65W型のACアダプタを採用。

電源ケーブル。

ケーブルの接続端子にはUSB Type-Cを採用しています。ケーブルは破断しにくいよう補強されています。

左側面部に2つあるType-Cのどちらでも充電できます。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は308g。

本体と合わせた重量は1.729kg。

コンセントのみのパーツも同梱。

コンセントのみのパーツとACアダプタを合わせた重量は243g。

本体を合わせた重量は1.664kg。

まとめ

以上、HP EliteBook 840 G11について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

HP EliteBook 840 G11の特徴
  • 14インチディスプレイ搭載のコンパクトPC
  • AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭載
  • ビジネス向けらしくキーボード/タッチパッドの使い心地がいい
  • シルバーを基調とした上質なデザイン

14インチパネル搭載の法人向けコンパクトPCです。AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭載。キーボード/タッチパッドの使い心地がいいうえ、パネル表示も綺麗です。コンパクトなモバイルPCを探しているが、使い勝手も重視したい人にオススメです。

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(更新日:2024年12月12日)