HP EliteBook Ultra G1q AI PC実機レビュー
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HP EliteBook Ultra G1q AI PCは、14インチディスプレイ搭載の法人向けコンパクトノートPC。Snapdragonプロセッサを搭載したAI対応PCです。
【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
HP EliteBook Ultra G1q AI PCの主な特徴は次のとおり。
- 14インチディスプレイ搭載のコンパクト/スリムノートPC
- Snapdragonプロセッサを搭載したAI対応PC
- マグネシウムボディで軽さと強度を両立
メーカーからHP EliteBook Ultra G1q AI PCをお借りすることできたので、ここではHP EliteBook Ultra G1q AI PCの特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
【参考】EliteBook Ultra G1q AI PC動画
EliteBook Ultra G1q AI PCに関する動画をYouTubeにアップしています。
- 目次
- 1)AI対応PC/スペックをチェック
- 2)ベンチマーク/ファンの音/熱
- 3)14インチスリムノートPC/洗練されたデザイン
- 4)特徴/使い勝手をチェック
- 5)各パーツをチェック
- 6)同梱物をチェック
- まとめ
ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
Snapdragon X Elite X1E-78-100/16GBメモリ/512GB SSD/ CPU内蔵グラフィックス
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1)AI対応PC/スペックをチェック
EliteBook Ultra G1q AI PCのスペックは次のとおり。
EliteBook Ultra G1q AI PC | |
OS | Windows 11 Pro |
ディスプレイ | 14インチ(16:10) 2.2K 液晶タッチ(光沢、2240×1400ドット、300cd/m²) |
CPU | Qualcomm Snapdragon X Elite X1E-78-100 |
メモリ | オンボード 16GB |
ストレージ | 512 GB M.2 SSD(PCIe NVMe) |
グラフィックス | Qualcomm Adreno グラフィックス(CPU内蔵) |
外寸 | 約312.9 x 223.5 x 14.4(最厚部、突起部含まず、8.47(前部)、11.23(後部))mm |
最小重量 | 約1.349kg |
本モデルにはAI専用NPUを内蔵したSnapdragon X Eliteプロセッサを搭載。
AI処理を効率的に行うことができるため、モデル名に「AI」が含まれています。
メモリは16GB。オンボードタイプなので購入後にカスタマイズすることはできません。
ストレージは512GB SSD。
グラフィックスはCPU内蔵タイプです。
Snapdragonプロセッサ搭載ということで、WindowsはArm版を搭載していると思います。インテル/AMDプロセッサモデルに搭載されているWindowsとは異なるため、Arm版Windows 11では実行できないアプリがあると考えられます。またドライバの互換性の問題で、今使っている周辺機器が使えない、というトラブルが発生する可能性があるみたいです。
Snapdragonプロセッサ搭載のAI対応PCが発売された当初は、マイクロソフトが提唱するAIの要件を満たすPCが、Snapdragon搭載モデルしかありませんでしたが、今後、インテル/AMDプロセッサ搭載モデルで要件を満たすものが出てくる予定です。互換性が気になる場合は、これらのモデルをチェックしてみてはいかがでしょうか。
2)ベンチマーク/ファンの音/熱
性能をベンチマークで測定しました。レビュー機のスペックはこのとおり。エミュレーションで動いているベンチマークもあるので参考程度に見てください。
Snapdragon X Elite X1E-78-100/16GBメモリ/512GB SSD/ CPU内蔵グラフィックス
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」を実行したところ、「高品質」で「非常に快適」、最高品質も「とても快適」という結果。
重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は 「軽量品質」で「普通」、「標準品質」で「やや重い」、「高品質」で「動作困難」。
ネットを見る/動画を再生するなど、負荷が軽めのタスクを実行している際、 ストレスを感じことはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。 ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは15-20dB程度で静か。ほとんどファンの音が聞こえてきません。
FF15ベンチマーク実行時、30-35dB程度で、ファンの回転音が大きくなります。静かな環境で、ちょっと耳障りかな、という程度で 個人的にはうるさく感じませんでした。 静音性は高めだと思います。
一般的な使い方をしているとき、熱はほとんど感じませんが、 FF15ベンチマーク終了直後、底面部の通気孔あたりが少し温かくなりますが熱くは感じないですね。
通気孔に近いキーボード上部もちょっと温かいですね。 パームレスト部分に熱はほとんど感じませんでした。
3)14インチスリムノートPC/洗練されたデザイン
本モデルは14インチパネル搭載のコンパクトノートPC。
13インチ/16インチノートPCを並べてみました。上の画像の左が13インチノート、真ん中がレビュー機(14インチ)、右が16インチノートPCです。
最厚部で14.4mmしかなく、非常にスリム。すごく掴みやすいです。
これだけ薄いと堅牢性が気になりますが、ボディにマグネシウムを採用しているため、強度は高いですね。
片手だけで持っても、固い金属の板が一枚入っている感じで ボディのたわみはほとんど感じません。
マグネシウムボディなので質感は高いですね。非常に洗練された仕上がり。
光が当たったところの反射が綺麗です。天板部を触るとひんやりします。サラサラしているうえに、 触り心地が柔らかくて最高です。指紋や汚れはつきにくいですが、触りまくるとちょっと気になることがあります。
重量は1.338kg(実測値)。
14インチとしては標準的な重さだと思いますが、 気軽に外に持ち出すにはちょっと重いかな。
カラーリングは、アトモスフィアブルー。アトモスフィアとは「大気」という意味です。 濃いめのブルーで高級感があります。
4)特徴/使い勝手をチェック
EliteBook Ultra G1q AI PCの使い勝手/使い勝手をチェックします。
搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。
- USB Type-A ×1
- USB Type-C (USB Power Delivery/DisplayPort対応)×2
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
HDMI端子、SDカードリーダーは非搭載です。
USB端子 | 最大転送速度 | 個数/場所 |
USB Type-A 3.2 Geb2 | 10Gbps | 1個/右側面部 |
SuperSpeed USB Type-C | 10Gbps |
1個/左側面部 |
SuperSpeed USB4 Type-C | 40Gbps |
1個/左側面部 |
USB端子は、Type-A端子が1つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計4つ搭載されています。
Type-C端子は2つとも、DisplayPort/PowerDeliveryに対応。外部映像出力、給充電に対応しています。
Webカメラ/カメラシャッター/マイクミュートボタン
約500万画素のWebカメラを搭載
鮮明に撮影できると思います。
カメラシャッターを搭載
F9キーでマイクミュートのオン/オフの切り替えが可能です。
認証機能
IR付きのため顔認証を実行可能。指紋認証センサーは搭載されていません。 。
5)各パーツをチェック
EliteBook Ultra G1q AI PCの各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイのスペックは次のとおり。
ディスプレイ詳細 | |
パネル | 14.0インチ |
縦横比 | 16:10 |
最大解像度 | 2K(2240×1400 |
光沢/非光沢 | 光沢 |
タッチパネル | タッチパネル |
輝度 | 300cd/m² |
14インチパネルを搭載。
最大解像度は2240×1400ドット。
精細感が高いです。
パネル表示は綺麗。非常に鮮明に表示されます。
光沢パネルを採用しており、色の描写が鮮やか。
黒い部分もしっかりめに描写できるため、 映像も楽しめます。
ただし、光沢パネルを採用しているため、映り込みが結構発生しやすいです。
色域の狭いパネルを搭載したノートPCと比べると、 レビュー機は色域が広めで、ある程度色を忠実に再現できていると 思います(上の画像の左がレビュー機、右が色域狭めのパネルを搭載した16インチノートPC)。
タッチパネル搭載。
輝度は300cd/m²。結構明るく、室内で使っている分には 暗く感じませんでした。
パネルはこの角度まで傾けることが可能。
キーボード/タッチパッド
キーボードについて見ていきましょう。
英語配列のみを選択可能。オプションで日本語配列も 用意されると良かったんですけどね
キーボードは濃い青色ですが、 ファンクションキーの色が違います。
また電源ボタンは明るめのブルーです。
スペック表にキーピッチ(キー間の距離)の記載はありませんが、 実際にタイピングしていて窮屈な感じはないですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は浅め。強く押すとちょっとたわみますが、個人的には、あまり強く押さない方なので、タイピング時にたわみはあまり気になりませんでした。
打鍵感やらかめ。 軽く押せば反応してくれるが 僕的にはもうちょっと反発あるほうが気持いいです。
打鍵音は標準レベルで、ちょっとパコパコという音がする感じ。キートップは結構つるつるしています 個人的には、もうちょっとざらっとした感じのほうが滑りにくくて好きかな
バックライトを装備。
F5キーでオン/オフの切り替え、明るさ2段階の設定が可能です。
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプを採用。
非常につるつるしていて滑りがいいです。 反応は良好。
クリックボタン部分は結構しっかり押し込むタイプ。クリック音はちょっと大きめかな。
右側面部
右側面部。ヘッドホン・マイクコンボ端子、USB Type-Aを配置。
左側面部
左側面部。USB Type-C×2を配置。
前面部
前面部に端子類はありません。
中央に窪みがあり、
カバーを開けるとき指を引っかけやすいです。
背面部
背面部にも端子類はなし。
左側に「EliteBook」が印字されています。
底面部
中央に通気孔が配置されています。
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(更新日:2024年10月28日)