HP EliteBook 630 G11レビュー

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HP EliteBook 630 G11は、13.3インチディスプレイ搭載の法人向けモバイルノートPC。

HP EliteBook 630 G11 レビュー

HP EliteBook 630 G11の主な特徴は次のとおり。

  • 13.3インチディスプレイ搭載のモバイルPC
  • AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭
  • ビジネス向けらしくキーボード/タッチパッドの使い心地がいい
  • シルバーを基調とした上質なデザイン

メーカーからHP EliteBook 630 G11をお借りすることができたので、ここではHP EliteBook 630 G11の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。

【参考】HP EliteBook 630 G11動画

HP EliteBook 630 G11に関する動画をYouTubeにアップしています。

ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機の構成】
インテルCore Ultra 5 125Uプロセッサ/16GBメモリ/256GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
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13.3インチパネル搭載のモバイルPC

本モデルは13.3インチパネルを搭載したモバイルPC。

14インチノートPCと比べてみました(上の画像の左がレビュー機(13.3インチ/縦横比16:10)、右が14インチノート(縦横比16:10))。

コンパクトなボディに仕上がっているので扱いやすいと思います

厚さは約20mm。それほどスリムではありませんが、 個人的には掴みやすいので、あんまり気にならないですね。

重量は実測値で1.264kg。13インチノートとしては標準的な重さかな。

「すごく軽い!」というわけではありませんが、 僕的には外に持ち出そうと思える重さです。

僕の持っているビジネスバッグや

デイパックからも非常にスムーズに出し入れできました

持ち歩くことの多いモバイルPCですが、 HP独自テストに加えて、

米国防総省のMIL規格のテストをパスしており 高い耐久性を確保しています。

2)質感の高いデザイン

シルバーを基調としたデザインを採用。 ビジネスシーンで違和感なく使えると思います。

上質な仕上がりになっていますね。

光が当たったところの反射が綺麗。天板部を触るとさらさらしています。指紋や汚れは目立ちにくいと思います。

キーボードはグレー、その周囲と

底面部はシルバーを採用。

背面部の中央に「ELITEBOOK」が印字されています。

3)スペックをチェック

EliteBook 630 G11は、第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択可能。

  EliteBook 630 G11
ディスプレイ 13.3インチ(16:10) WUXGA (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m²)
CPU インテルCore Ultra 5 125U
インテルCore Ultra 5 135U
インテルCore Ultra 7 155U
メモリ 8GB(8GB×1)/16GB(16GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2)
ストレージ 256 GB SSD / 256 GB SSD(SED自己暗号化機能付き)/ 512 GB SSD / 512 GB SSD(SED自己暗号化機能付き) / 1TB SSD/ 2TB SSD
グラフィックス インテル グラフィックス (CPU内蔵)
外寸(mm) 303.1 x 215.1 x 19.9 (最厚部、突起部含まず、10.9(前部)、17.0(後部))mm
最小重量(kg) 約1.29kg~

■CPU

CPUはAI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを採用。

■メモリ

メモリ8GB/16GB/32GB搭載モデルを選べます。

メモリ容量   説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

8GBメモリの場合、ネットを見る/動画を再生するなど、負荷が軽めのタスク であれば、それほどストレス無く処理できると思いますが、重い負荷がかかったり、マルチタスクを実行したりするときに 処理が遅くなる可能性があるので、性能を重視するなら 16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

1枚のメモリで構成されるシングルシャネルよりも、2枚のメモリで構成される デュアルチャネルの方が高速アクセスできます。

■ストレージ

ストレージは、SSDを搭載。高速アクセスできるため、起動やアプリの立ち上げでストレスを感じるシーンは少ないと思います。多様な選択肢から選べます。

■グラフィックス

グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。高性能グラフィックス搭載モデルは用意されていません。動画再生などの一般的なタスクであれば十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思いますが、描画処理能力を必要とするタスク(動画/画像の編集など)を快適にこなすのはちょっと厳しいと思います。

グラフィックス 性能 用途 本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×

■スペックまとめ

スペックを見ると、モバイルPCのため、スタンダードクラスの性能を発揮できる構成に仕上がっていると思います。

負荷が軽めのベンチマーク「ドラゴンクエストX」を実行したところ、「最高品質」で「快適」という結果です(レビュー機の構成:インテルCore Ultra 5 125Uプロセッサ/16GBメモリ/256GB SSD/CPU内蔵グラフィックス)

負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」を実行したところ、「高品質」で「とても快適」、「最高品質」で「快適」という結果です。

重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は「軽量品質」で「やや重い」、「標準品質」で「重い」、「高品質」で「動作困難」。

重い負荷がかかると、快適動作は厳しいですが、本モデルは、負荷が軽めのタスクがメインとなるモバイルPC。

実際に使っていて、ネット/動画を見る、といった負荷が軽めのタスクを処理している場合、 ストレスを感じることはほとんどありませんでした。

ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。ネットを見るなど一般的な使い方をしているとき、通常はファンの音が聞こえず、20dB程度で静か。

FF15ベンチマーク実行時は30dB程度。ファンの回転音が少し大きくなり、静かな環境だと、ちょっと耳障りに感じることがありますが、個人的にはうるさい、という印象は受けませんでした。あまり音は気にならなかったですね。

一般的な使い方をしているとき、熱はほとんど感じません。 FF15終了直後、底面部の通気孔部分を触ると少し温かいですが、熱くはないです。

キーボード上部にも通気孔がありますが、この部分もちょっと温かくなりますが、 熱いという印象は受けませんでした。 パームレスト部分には、ほとんど熱を感じなかったですね。冷却は上手くいっていると思います。

4)特徴/使い勝手をチェック

EliteBook 630 G11の使い勝手/使い勝手をチェックします。

搭載している端子類

搭載している端子類は次のとおり。

  • HDMI出力端子×1
  • SuperSpeed USB Type-A ×2
  • USB Type-C (Thunderbolt 4/USB Power Delivery/DisplayPort対応)×1
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
  • LAN端子×1

SDカードリーダーは非搭載です。

【搭載しているUSB端子の種類と配置場所】
USB端子 最大転送速度 個数/場所
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps 1個/左側面部
1個/右側面部
USB Type-C 40Gbps
2個/左側面部

USB端子は、Type-A端子が2つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計4つ搭載されています。

【搭載しているUSB Type-C端子の主な仕様】

2つあるUSB Type-Cの仕様は次のとおり。

USB Type-C 本モデルでの対応 備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能

Thunderbolt 4

最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり

Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。PowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能です。またThunderbolt 4にも対応。最大転送可能速度は40Gbpsです。

映像出力

映像出力端子として、HDMI端子に加え、USB Type C端子×2を利用可能。

上の画像は、USB Type-C端子経由で27インチモニタ(USB Type-C入力端子搭載モデル)に接続したところ。

対応するモニタに接続すれば、USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行可能。ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。本モデルの場合、65W型のACアダプタを採用していますが、このモニタは最大65Wの電源を使用できるため、充電可能でした。

外出先から戻ってきたとき、ケーブル一本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行できるのは便利です。

HDMI端子とUSB Type-C端子×2にそれぞれモニタを接続して

4画面同時出力することが可能です。

約500万画素のWebカメラを搭載

約500万画素のWebカメラを搭載。鮮明に撮影できる印象を受けました。

HPプライバシーカメラ搭載

カメラには、シャッターが用意されているので、カメラを使わない時は蓋をすることができます。これにより、Webカメラの画像/映像の流出問題を回避できます。

Webカメラの上にあるスライダを左にずらせば、シャッターをオンにすることが可能。

上の画像は、シャッターをオンにしたところ。カメラに蓋がかかっています。

なお、マイクミュート機能も用意されているため、即座に映像・音声をオフにできます。

指紋認証対応

パームレスト右端に指紋認証センサーを搭載。

ログイン時にキーボードを使う手間がなくなるうえ、セキュリティを高めることができます。

バッテリ駆動時間

バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。バッテリ容量は48.9Wh。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う

条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
4%
13%
推定バッテリ駆動時間
約25時間
約7.7時間

*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。

*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出

条件1の何もしない状態で約25時間、条件2の動画再生した状態で約7.7時間バッテリが駆動する計算です。

サウンド

スピーカーは底面部の前面部寄りの左右に配置されています。

実際に音楽を聴いてみたところ、ちょっとカシャカシャする感じはありますね。もうちょっと低音が響くといいんですが、モバイルPCとしては標準的な音質かな。

LTE対応モデルが選択可能

オプションでLTE対応モデルが選べます。LTEが利用できると、WiFiがない環境でもネットに接続できるので便利です。

5)各パーツをチェック

EliteBook 630 G11の各パーツをチェックします。

■ディスプレイ

ディスプレイのスペックは次のとおり。

  ディスプレイ詳細
パネル 13.3インチ
縦横比 16:10
最大解像度 1920×1200
光沢/非光沢 非光沢
タッチパネル 非タッチパネル
輝度 400cd/m²

縦横比16:10の13.3インチパネルを搭載。

最大解像度は1920×1200ドット。

パネルの表示は綺麗です。

色表現も鮮やかだと思います。

黒い部分もしっかりめに描写できるため、映像も楽しめるでしょう。

色域が狭いパネルを搭載したノートPCと比較すると(上の画像の左がレビュー機、右が色域が狭いパネルを搭載した14インチノートPC)、

色域が狭い方は暖色系が黄色っぽく表現されていますが、 本モデルはある程度忠実な色再現が可能です。

視野角は広め。

非光沢パネルを採用しているため、 映り込みが発生しにくく、目への負担を軽減できます。

  メリット デメリット
光沢パネル
  • 色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる
  • 照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
  • ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
★非光沢パネル
  • 映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
  • ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
  • 光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる

外で使うことの多いモバイルPCなので、非光沢パネルの方が周囲の映り込みを気にしなくていいので便利だと思います。

タッチパネルは非搭載。最大輝度が400cd/㎡という明るいパネルを搭載しているため、 室内で使っていて暗く感じることはありませんでした。

パネルは180度近くまで開くことが可能

キーボード

キーボードについて見ていきましょう。

半角/全角キーが小さめ。

Enterキーもそれほど大きくありませんが、

標準サイズで押しやすいと思います。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5mmで、このクラスのPCの場合、1.3mmが多いので、ちょっと深め。キーストロークが少し深めのため、押し心地がちょうどよく、タイピングしていて疲れにくいですね。打鍵感はやわらかめですが、ほどよい反発があるので心地いい感じ。打鍵音も小さめで、個人的には音はあまり気になりません。

キーを強く押してもあまりたわみは感じないですね。

キーピッチ(キー間の距離)は約19mmでフルサイズを確保しているため、窮屈な印象は受けませんでした。レビュー機にはバックライトを非搭載。

タッチパッド

タッチパッドは、クリックボタンが一体となったタイプを採用。大きめです。

適度に滑り反応は良好です。

クリックボタン部分の押し込み幅はちょっと深めですが、軽く押すだけで反応してくれます。反応は非常にいいですね。反応しなくてイライラすることはほとんどありませんでした。クリック音もそれほど大きくはないですね。

本モデルのキーボード・タッチパッドともつくりは良く 僕的には、使いやすくて、ストレスを感じることが ほとんどありませんでした。

右側面部

右側面部。USB Type-A、LAN端子を配置。

左側面部

左側面部。HDMI、USB Type-A、USB Type-C×2、ヘッドホン/マイクコンボ端子を配置。

背面部

背面部に端子類はなし。

底面部

中央に通気孔が配置されています。

6)同梱物をチェック

HP EliteBook 630 G11の同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタは片手でなんとか掴めるサイズ。

65W型のACアダプタを採用。

電源ケーブル。

ケーブルの接続端子にはUSB Type-Cを採用しています。

左側面部に2つあるType-Cのどちらでも充電できます。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は343g。

本体と合わせた重量は1.607kg。

コンセントのみのパーツも同梱。

コンセントのみのパーツとACアダプタを合わせた重量は272g。

本体を合わせた重量は1.536kg。

まとめ

以上、HP EliteBook 630 G11について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

HP EliteBook 630 G11の特徴
  • 13.3インチディスプレイ搭載のモバイルPC
  • AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭
  • ビジネス向けらしくキーボード/タッチパッドの使い心地がいい
  • シルバーを基調とした上質なデザイン

13.3インチパネル搭載の法人向けモバイルPCです。AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultra Uシリーズプロセッサを搭載。キーボード/タッチパッドの使い心地がいいうえ、パネル表示も綺麗です。コンパクトなモバイルPCを探しているが、使い勝手も重視したい人にオススメです。

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(更新日:2024年10月4日)